• セッションNo.117 熱・流体技術II
  • 10月24日 会議室4 12:35-14:15
  • 座長:座間 淑夫(群馬大学大学院)
No. タイトル・著者(所属)
1

次世代モビリティにおける暖房性能・EV航続距離両立技術開発
-エアカーテン技術の開発-

重田 峻輔・島田 喜久・島内 隆行(トヨタ自動車)

暖房によるEV航続距離の減少はモビリティの実用性を左右する主要課題である.シャトルバスとして活用されるモビリティにて,乗員乗降のためのドア開閉により生じる急激な換気現象が,快適性およびEV航続距離に大きな影響を及ぼしていることに着目し,これを解決する技術としてエアカーテンシステムの技術開発を実施した.

2

気流拡散抑制技術による薄型空調レジスタの開発

山岡 潤・酒井 雅晴・関 加夫里・藤井 貴央(デンソー)

近年,車室空間拡大や視野拡大のためのインスツルメントパネルの薄型化,ディスプレイの大型化により空調レジスタの薄型化が求められる.吹出口の薄型化は気流拡散による空調風の到達性が低下する.今回我々は気流拡散メカニズムを可視化実験等により検証し,副流による気流拡散抑制技術を開発・量産化したので報告する.

3

電動駆動車の暖房電力最小化に向けた最小換気量算出ツール開発および最小換気量の数値化
-換気量調整方法に対する考察-

栗原 将人・吉浪 譲・山縣 康一・大島 宗彦・田尻 政義・石川 俊一(日産自動車)

BEVの航続距離延伸のために,空調省エネ化が求められている.省エネ化手段の一つに暖気した空気を車室内に滞留させる方法(内気循環)があるが,
窓晴れ性能保証のため換気量抑制には上限がある.今回,窓晴れ性能を保証しつつ実現できる最小換気量を試算する物理モデルを開発し,換気量抑制効果を数値化した.

4

熱伝達モデルによるシートヒーター性能予測技術開発

小野 泰宏・安達 伊吹(トヨタ紡織)

車両用シートヒーター性能開発において,製品を使用した性能合わせこみ手法から,熱伝達現象を物理的に解析し,MBDを活用した設計構想を行う手法へ変革を行っている.解析は1D CAEで現象をシンプルに理解し,構成部品や環境による影響確認と対策を容易にした.この手法を用い,性能に影響を与える要因の検討・考察を行った.

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