• セッションNo.121 エンジン数値解析
  • 10月24日  12:10-14:15
  • 座長:森井 雄飛(東北大学)
No. タイトル・著者(所属)
1

LESによるガソリン機関のサイクル間変動解析(第1報)

伊藤 貴之・松岡 正紘(日本自動車研究所)・安達 龍(SUBARU)・高林 徹(本田技研工業)

ガソリン機関の高効率化を図る上で考慮すべき重要課題として,サイクル間変動の抑制が挙げられる.直噴ガソリン機関を対象に,サイクル間変動の一因と考えられる点火プラグ近傍の燃料濃度のサイクル間変動に着目し,LESによる多サイクル解析を実施した.本報では,格子解像度や空燃比の影響を中心に報告する.

2

LESによるガソリン機関のサイクル間変動解析(第2報)

松岡 正紘・伊藤 貴之(日本自動車研究所)・安達 龍(SUBARU)・高林 徹(本田技研工業)

ガソリン機関において,燃料噴射方式や運転負荷が異なる条件でのLESを行った.点火プラグ近傍の燃料濃度や燃焼時の筒内圧力について実測値と比較を行い,条件違いによるサイクル間変動の傾向を概ね再現できることを確認した.また,それぞれの条件において格子解像度がサイクル間変動の予測精度に及ぼす影響について考察した.

3

マルチツールをオンライン連成するCo-Simulation環境の構築(第4報)
-サーマルマネジメント制御最適化に向けたモデル粒度移行プロセスの検討-

緒方 健一郎・小出 景二郎・久保田 俊一・武田 真明・鈴木 雄介・歳實 剛・中迫 聖也(本田技研工業)・菅又 遼平・齊藤 光宣(本田技術研究所)

パワートレイン開発の高効率化には,車両開発プロセスとMBDプロセスの融合が必要である.具体的には,性能設計から性能検証に至るまでMBD活用を想定する必要がある.本研究は,前報で述べたコンセプチュアルモデルから詳細モデルへの粒度移行と車両開発プロセスにおける活用指針について示す.

4

マルチツールをオンライン連成するCo-Simulation環境の構築(第5報)
-エンジン冷却水温度の予測精度向上に向けたサーマルプラントモデルの改良-

中迫 聖也・小出 景二郎・緒方 健一郎(本田技研工業)

Co-Simulation環境におけるサーマルプラントモデルへは,エンジン冷却水温度の高精度予測が求められる.一方で,ラジエタファン稼働環境において,ラジエタ周辺の流体振舞いは複雑であり,1Dモデルでの表現は難しい.本報は,ラジエタと周辺部品とのクリアランス空気流れを考慮したモデル改良手法を提案する.

5

大量EGR機種における過渡空気量推定モデルの改善

中村 敏之・勝浦 章裕・堤 優二郎(本田技研工業)

本文は,大量EGR採用機種における過渡的な空気量推定モデルの改善について述べる.1DSimを用いたEGRガスと新気の過渡推移解析をもとに,EGRバルブ後の配管ボリュウム分の遅れ及び気筒間偏差影響を考慮した空気量推定モデルを構築した.このモデルを適用することで,過渡中の空気量推定精度を改善し商品性の向上を実現した.

Back to Top