• セッションNo.124 社会システムとしてのモビリティ
  • 10月24日 大ホール 9:30-11:35
  • 座長:鈴木 高宏(麗澤大学)
No. タイトル・著者(所属)
1

英国での自動運転研究プロジェクト ServCityにおける市街地走行の取り組み
-交通流に乗るためのインフラカメラによる停止車両検出に基づく走行車線計画-

吉松 祐香・丹羽 雄哉・明李 成博(日産自動車)

市街地の幹線道路での自動運転走行では,混雑下において停止車両を回避し,交通流に乗った走行を実現することが求められる.本研究では,インフラカメラにより検出された停止車両の位置を基準に混雑区間を仮定し,車線変更難易度を指標化することで,停止車両を回避しやすい車線変更位置を決定する手法を提案する.

2

運行設計領域と倫理の関係

伊藤 昌夫(ニルソフトウェア)

自律走行車での運行設計領域(ODD)の定義は,安全性を確認する時の基礎となる.近年,ISO 34503 などの規格により,ODDの記述に関し整理が進みつつある.一方で,ODD境界などでは記述者の裁量の余地が残っている.また,ODD内においても,倫理的妥当性に関する議論は不足しており,今回整理する.

3

一般道混在環境下における協調型自動運転の実装に向けたOperational Design Domainの検討

霜野 慧亮(東京大学)・赤木 康宏(名古屋大学)・森田 真・松本 修一・瀬川 雅也(先進モビリティ)・萩野 光明(東京大学)・赤津 慎二・谷川 浩(日本自動車研究所)・加藤 昌彦(産業技術総合研究所)・中野 公彦・須田 義大(東京大学)

自動運転の社会実装に向け,一般の交通参加者も混在する道路も対象として期待されている.自動走行はODD設定内容と説明性によって実現可否が変わるため,その検討プロセスも重要である.本発表では協調型レベル4自動走行の実装を目指す柏の葉地域を具体事例として,自動走行ODD定義に向けた検討のプロセスを紹介する.

4

セルフシグナル(渋滞抑止装置)の構造と機能
-交通渋滞抑止の具体的実現策とその検証方法-

奥 秀明(応用科学技術研究所)

渋滞の主たる原因を明らかにし,高速道路上で頻繁に渋滞している近接する2地点を指定して,一方だけに渋滞抑止策を施すことで,渋滞が一方には起こらなくなるという実証方法を示す.解決のための渋滞抑止装置の構造と機能を提案する.物流改善など多くの恩恵が受けられると期待される.

5

商用電動車の本格普及時における運行管理と一体的なエネルギーマネジメントのシミュレーションにおいて考慮すべき諸規制の調査

三好 正太・坂本 一朗・長谷川 智紀(自動車技術総合機構)

商用電動車の本格普及時における社会全体最適を目指したシミュレーションシステムの構築のために実施している,電動車の運行管理及びエネルギーマネジメントを制約する可能性のある諸規制の抽出及び規制の調査について,特に省エネ法,温対法,働き方改革関連法,及び個人情報保護法の規制内容を整理した結果を報告する.

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