• セッションNo.125 モータ技術
  • 10月24日 白橿1 9:30-11:35
  • 座長:清水 修(東京大学)
No. タイトル・著者(所属)
1

αβ相電流を直接検出する新コアレス電流検出方式「磁気クラーク変換」の提案

梶田 浩介・烏山 翔太朗(本田技研工業)

本稿では,αβ相電流を直接検出する新電流検出方式の「磁気クラーク変換」を提案する.
従来のuvw相電流を検出する方式では,自相からの磁束を強めるためにコアを使用していた.
今回,自相と他相の両方の磁束を利用して検出する提案方式にすることでコア無しで電流検出が可能となる.

2

新コアレス電流検出方式「磁気クラーク変換」におけるαβ相電流センサの配置自由度向上

烏山 翔太朗・梶田 浩介(本田技研工業)

本稿では,従来のuvw相の電流検出の代わりに,他相からの磁束を利用しαβ相の電流を直接検出する磁気クラーク変換を提案している.
本方式にすることで電流センサのコアレス化やバスバーの集約が可能となるが,新たな配置の制約が生じる.
本論文ではαβ相の電流センサの配置の自由度が向上する方法について詳述する.

3

車載モータ用 省Nd磁石,超Nd磁石の開発

佐久間 紀次・木下 昭人・細井 日向・加藤 晃・庄司 哲也・梅谷 有亮(トヨタ自動車)

車の電動化の加速により,希土類磁石の供給リスクが懸念されている.トヨタ自動車では省Nd磁や超Nd磁石を開発し,この危機に備えている.今回はこれらの磁石を小型モータに適用し,室温~高温での効率,トルクの評価を実施した.

4

EV駆動用モータにおけるフェライト磁石適用に関する一検討

峯岸 良輔・大木 俊治・貝森 友彰(日産自動車)

ネオジム磁石に替わり安価に入手可能であるフェライト磁石に着目し,小容量,高ギヤ比を前提とした高回転型駆動モータへの適用の可能性を検討した.高回転化に伴う遠心力強度を確保しながらも弱い磁力を活用する工夫を織り込み,ネオジム磁石モータよりもコスト低減できるフェライト磁石モータ形状を見出したので紹介する.

5

X線CTを用いた油冷モータコイルエンドへのオイル挙動の可視化

棚瀬 雅貴・胡内 章伸・志水 政紀(トヨタ自動車)

近年の自動車用モータは,小型化の背反により発熱密度が上昇している一方で,多量のオイルでの冷却は効率などで不利であり,今まで以上に最適な冷却設計が求められている.
これまで計測困難であったコイルエンド部への動的オイル挙動をX線CTで可視化した.また,効率的な冷却設計技術確立のためCAEとの比較検証を行った.

Back to Top