• セッションNo.130 ディーゼル燃焼II
  • 10月25日 会議室1+2 12:10-14:15
  • 座長:城戸 章宏(東北学院大学)
No. タイトル・著者(所属)
1

高圧ディーゼル噴射燃料の噴霧特性解析

喜多 昭裕・瀬戸 遼太郎・黒仁田 徳士・西島 義明(愛知工業大学)

ディーゼルエンジンの排気性能改善の手段として燃料噴射高圧化がある.センサを配置した定容容器を用い,ノズルから噴射される燃料の噴射期間中における最大400MPaまでの運動量推移を実測し,燃料噴射速度を算出した.なお高速度カメラによる光学測定により噴霧の成長の時間推移を観察し,燃料噴射速度の確認も行った.

2

ディーゼルエンジンにおける燃料噴射高圧化による排気性能改善

瀬戸 遼太郎・喜多 昭裕・後藤 貴也・黒仁田 徳士・西島 義明(愛知工業大学大学院)

ディーゼルエンジンにおける燃料噴射高圧化は噴霧の運動量増加及び噴霧の微粒化に寄与し,燃料と空気の混合が促され煤低減が期待できる.
推定した煤低減メカニズムを立証すべく,単気筒エンジンを用いた燃焼試験を行い,排気特性の実測から最大400MPaまでの燃料噴射高圧化に伴い煤が低減することを確認した.

3

重量車用ディーゼルエンジンのロングストローク化による高圧縮比化の評価

齋藤 大晃・橋本 宗昌・石井 義範・小澤 恒(いすゞ中央研究所)

熱効率改善のために高圧縮比化する場合,燃焼室容積を縮小すると燃焼悪化と熱損失の増加を招き効果が限られる.本研究では単気筒エンジンを用いて燃焼室を変更せずにロングストローク化し圧縮比を高めた.その結果,同等空気過剰率条件では燃焼悪化を伴わず燃焼室容積縮小よりも図示熱効率改善効果が高いことが確認された.

4

噴霧分割をコンセプトとした突起形状を持つ燃焼室が燃焼に及ぼす影響

吉冨 和宣・石井 森(日野自動車)

燃焼室内での燃料と空気の混合を促進するため,燃焼室に設けた突起形状により噴霧を上下分割し,噴霧内部へ空気を取り込むコンセプトを考案した.CFD解析による形状決定と,単筒実機試験を行った.その結果,噴霧分割によるものと推測される熱効率向上やスモーク低減効果を得られた.

5

ディーゼル機関の運転条件および燃料性状がすす粒子のナノ構造に及ぼす影響

黒島 悠・小原 瑞貴(北見工業大学大学院)・稲葉 一輝・林田 和宏(北見工業大学)

単気筒ディーゼル機関において運転条件と燃料性状がすす粒子の炭素結晶子サイズに及ぼす影響を検討した結果,燃料性状によらず運転条件の変化に伴い高温滞留時間が長期化すると炭素結晶子サイズが増大することが明らかとなった.また,アロマ分が少ない燃料では,軽油に比べて炭素結晶子サイズが小さくなった.

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