• セッションNo.131 燃費/電費/効率の評価
  • 10月25日 会議室3 9:30-12:35
  • 座長:寺地 淳(日産自動車)
No. タイトル・著者(所属)
1

BEVの実路エコドライブ手法に関する検討
-ワンペダル走行が電費に与える影響-

加藤 彰・加藤 開・藤坂 世成・鐘 一泓(帝京大学)

ワンペダル走行とはアクセルペダルの踏み加減を調整するだけで発進,減速,停止までコントロールすることができ,一部の使用者から電費が向上していると報告されている.我々は,日本における代表的なBEVを用いて宇都宮市内をワンペダル機能の有無で実路走行し,電費特性に与える影響について解析したので報告する.

2

xEVの評価試験に用いるシャシダイナモメータシステム要件の検討

古田 智信(明電舎)・鈴木 央一(自動車技術総合機構)・井上 勇(小野測器)・小川 恭広(堀場製作所)・久波 秀行(マツダ)・佐藤 健司(トヨタ自動車)・竹村 保人(ダイハツ工業)・谷脇 眞人(スズキ)・中川 翔平(本田技研工業)・中手 紀昭(日本自動車輸送技術協会)・成毛 政貴(日本自動車研究所)・田代 康介(三菱自動車工業)・堀川 健夫(SUBARU)・桝谷 啓一(日産自動車)・野田 明(元日本自動車輸送技術協会)

xEVの実走行状態を4WDシャシダイナモメータ上で再現するため,電動車特有の動力性能(特に急加速や減速を含む過渡特性)を適切に台上で反映させることが不可欠となる.そこでxEVの実走行特性を評価するために求められる4WDシャシダイナモメータの要件とその評価手法を作る際の考え方について調査検討したので報告する.

3

電動大型車の電費改善のための速度変化パターン最適化計算ならびに実車シャシダイナモ試験による検証(第2報)
-実測データに基づくバッテリ内部抵抗値と高電圧配線部抵抗値の導出ならびに同部位の損失の追加考慮-

方 亦園・諸橋 陽太・楊 イ翔・紙屋 雄史(早稲田大学)

本研究では,電動大型車のエコドライブ速度変化パターンについて検討する.第1報では,車載バッテリ出力部から始まる消費エネルギ計算に基づく最適化検討を実施し,得られた成果をシャシダイナモ試験により検証したが,本報では,同検討にバッテリ内部損出と配線部損失を追加考慮した結果について報告する.

4

重量FCVの燃費測定を視野に入れた水素流量測定に関する研究
-(第2報)過渡モードにおける計測精度向上に向けた実験的検討-

鈴木 央一(自動車技術総合機構)・大倉 由喜路(日本自動車工業会)

FCVの水素消費量測定に流量法を用いることの可能性を検討するため,重量法との相関を調査したところ,定常走行では高い相関がみられた一方で過渡モードではばらつきが生じたことを既報で示した.本報ではその改善に向けて,高圧水素,圧力調整機構を有する流量計の活用等を試み,それらにより有意な精度向上がみられた.

5

脱炭素に向けた国内の自動車の環境基準の動向

西元 崇人(国土交通省)

自動車からのCO2排出量は,2021年度時点で日本全体の排出量の15%程度を占めており,気候変動対策としての脱炭素社会の実現には,自動車からのCO2排出量削減や燃費改善が重要な課題である.本講演では,国内外での脱炭素に向けた乗用車・重量車の規制動向を説明する.

6

シャシダイナモメータ走行時における実路走行風の再現とその効果検証

奥井 伸宜(自動車技術総合機構)・高橋 利道(明電舎)

排出ガス規制等に適合するエンジン車の開発にシャシダイナモメータが用いられ,エンジンの冷却を目的に車速比例ファンが使用される.一方,電動車は走行中の熱マネジメントが重要となり,再現した実路の走行風を車両全体に吹かせる必要がある.ファンの吐出口を改造し,走行風の効果を電動車やエンジン車を用い検証した.

7

ハブナットクランプ式車両拘束装置が車両に与える振動の影響

高橋 利道・尾内 守生・河関 年成・岡崎 伸夫(明電舎)・古澤 政生(F-MAコンサルティング)

完成車両試験時にシャシダイナモメータ上で車両を固定する装置として,ハブナットクランプ式車両拘束装置が使用される.車輪のホイールハブにボルトを締結する構造により,実路とは異なる振動が発生する.実稼働モーダル解析と実験モーダル解析により,車両に与える振動の影響を検証した.

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