• セッションNo.133 安全支援・安全教育
  • 10月25日 会議室3 15:30-18:10
  • 座長:田久保 宣晃(交通事故総合分析センター)
No. タイトル・著者(所属)
1

仮想空間における身近な危険シーン体験による子どもの交通安全啓発の取組
-行動の分析と評価指標検討-

西澤 智恵子・伴 和徳・坂口 真一・川口 晃(トヨタテクニカルディベロップメント)・小嶋 理江・青木 宏文(名古屋大学)

交通安全教育の課題として,事故の危険性を自分事として捉えることが重要である.特に子どもは体験による学習が重要であると考え,我々は仮想空間での体験に着目し,子ども自身が身近な体験を通じて学習する交通安全啓発を試行した.本報告では体験した子どもの行動を分析し,行動の評価指標を検討した結果を報告する.

2

PLATEAU 3D都市モデルを用いた追突事故防止教育用ドライビングシミュレータの開発

宮﨑 恒志・春山 真愛・前納 聖菜・清水 魁成・熊谷 卓哉・合志 和晃・林 政喜・隅田 康明(九州産業大学)・松永 勝也(九州大学)

自動車の追突事故防止のためには,ドライビングシミュレータによる追突体験によって,適切な車間距離を維持する教育を行うのが効果的と考えられる.本研究では,PLATEAU 3D都市モデルを用いた実際の街並みでの追突体験,車間距離評価,および事後確認機能による教育が可能なドライビングシミュレータの開発を行った.

3

高齢者自身の運転に対する過大評価を是正する振り返り情報の効果

吉川 真由・西本 昴生(東京大学)・吉武 宏(東京工業大学)・藤田 涼太(三菱プレシジョン)・小竹 元基(東京工業大学)

高齢者の運転の安全性の向上には過大評価の是正が重要である.過大評価に気づかせるため,ドライビングシミュレータでの危険体験の後に自身の運転に対する自己評価を振り返るための情報を設計した.教習指導員の運転を基準とした高齢者の運転評価結果と自己評価を比較させる情報を提示することが過大評価の是正に寄与した.

4

ドライブレコーダーによる高齢ドライバーの運転行動データ収集と映像分析

池田 悠二・木村 勝・木村 要・宍戸 博(アルプスアルパイン)・佐藤 好美・平澤 幸(シーズ・ラボ)・猪股 康子・大槻 翼・高橋 信(東北大学)

高齢ドライバーの運転行動分析を目的として,ドライブレコーダーを用いてデータ収集と映像分析を行った.
1次調査として危険につながり得る運転行動・周囲環境を分析した.
更に特定の運転シーンデータを取得するための処理についてを実施した内容を報告する.

5

ドライビングシミュレータを用いた四輪車対自転車出会い頭事故におけるドライバの反応と視線の分析

趙 雨晴・新田 有輝・水野 幸治(名古屋大学)

四輪車対自転車の出会い頭事故における発生要因を検討するために,ドライビングシミュレータ実験を用いて,高齢ドライバと非高齢ドライバの視線行動,ブレーキ反応時間,事故発生率の関係を調査した.高齢ドライバの長いブレーキ反応時間は,自転車に対する認知時間が長さに起因することが明らかになった.

6

ペダル踏み間違い時加速抑制装置の評価手法の検討

眞鍋 裕輝・児島 亨・北田 幸一・森崎 憲治(自動車技術総合機構)

近年,高齢者等によるアクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる事故が社会問題となっており,ペダル踏み間違い時の急加速を抑制する装置(以下,ACPE)の新たな国連協定規則が策定されることとなった.本研究では,ACPEの評価手法の検討および実車を用いた試験を実施し,試験法に対する課題や解決策を考察した.

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