• セッションNo.142 運転行動
  • 10月25日 桜1 9:30-11:10
  • 座長:竹本 雅憲(成蹊大学)
No. タイトル・著者(所属)
1

没入型ドライビングシミュレータにおけるフロントピラ死角が交差点での視認行動に与える影響

武井 優人・岡本 真也・福田 悠人(群馬大学)・香西 俊彦・岩瀬 勉(群馬大学/SUBARU)・吉田 壮徹・佐藤 健一・松尾 典義(SUBARU)

本稿は運転者の視認行動に着目し,フロントピラ周辺の死角の大きさが交差点での運転に及ぼす影響を没入型ドライビングシミュレータを用いて実験的に調査した.その結果,死角の増加に伴い運転者の頭部振り向き等の視認行動が増大することを確認し,運転中の視認行動に基づいた指標を用いてその影響を評価した.

2

右折時のドライバーの安全確認行動評価

來山 真也・大塚 まなぶ・浜田 康司(デンソー)・Wentong Yang・松林 翔太・三輪 和久(名古屋大学)

ドライバーの認知状態に適応した情報提供システムを目指している.今回,右折時の安全確認が不十分となる要因を明らかにするため,仮想環境にて発進タイミングを計測した.待ち時間の増加により対向車や横断歩行者に気づかずに右折判断が増加する傾向が示唆された.

3

潜在リスクに対するドライバの構え行動評価指標の検討

田中 貴紘・金森 等・原田 あすか(名古屋大学)・野田 早織・河内 泰司・浜田 康司(デンソー)

本研究では,運転中の潜在リスクに対するドライバの構え行動を,予測層,発見層,対処層の3種類に定義し,ドライビングシミュレータを用いた住宅路走行データから各層に含まれる構え行動の抽出を試みた.さらに,分析結果に基づき,各構え行動を多段階で評価する指標の検討を行った.

4

車両走行データに基づく運転手の内部状態の推定と遷移構造のモデル化

岸本 まき・大佛 俊泰・三原 正一(東京科学大学)・舟久保 晃・武田 雄策・山本 雅史・田中 力(マツダ)

安全で快適な自動車交通の実現のためには,利己的な運転を抑制し,協調的で利他的な運転を促進することが求められる.また,ある運転者の利他的な行動は,他の運転者に伝播し,交通システム全体の安全性向上に繋がると考えられる.本稿では,自動車の走行データから運転手の内部状態を推定し,その遷移構造をモデル化する.

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