• セッションNo.145 エンジン部品・潤滑油・トライボロジー
  • 10月25日 桜2 9:30-11:35
  • 座長:山口 健(東北大学)
No. タイトル・著者(所属)
1

ピストンスカートプロファイルまたはパターンコーティングにより付加された凹部内の油膜分布がスカート部摩擦損失に与える影響

中川 拓朗・佐藤 健太・川島 久宜・鈴木 秀和・石間 経章(群馬大学)

ピストンスカート部のプロファイルまたはパターンコーティングにより凹部を設け,摩擦損失の影響を検討した.油膜可視化の結果を参考に凹部オイルの存在が十分でない場合を想定し計算を行った.凹部にオイルがないときはある場合より摩擦損失は増加したが,オイルが一部に存在する場合は摩擦損失が低減することが分かった.

2

ピストンリング性能予測のためのMBDツール開発
-オイル消費1D-CAEモデルの構築-

千葉 洸・望月 和矢・鈴木 逸良・矢澤 勝・飯島 直樹(リケン/リケンNPR)

開発コスト低減を目的とし,ピストンリング仕様変更に伴うオイル消費,ブローバイ,フリクションの変化を予測可能なMBDツールを開発した.特にオイル消費は統計手法,および筒内可視化結果から取得した実験係数を適用し,短時間かつ高精度に予測可能な1D-CAEモデルとした.複数仕様について精度を確認し,その有効性を確認した.

3

超微細孔式によるナノバブルを含むエンジン油がピストン系摩擦損失低減に与える効果
-ナノバブルの発生密度と摩擦低減効果の相関-

堀場 海・福田 将也・星野 秀介・岩田 拓実・及川 昌訓・三原 雄司(東京都市大学)

ピストン・シリンダ間の摩擦特性に関して,超微細孔式法によりエンジン油内に発生させたナノスケールのバブルが摩擦仕事に及ぼす影響を,浮動ライナーエンジンによる摩擦力測定により調べた.本研究では特にナノバブル発生装置の発生部表面積を変化させることでバブル発生密度と摩擦低減効果の相関関係を確認した.

4

油脂類がガソリンエンジンに与える影響を定量可能な評価手法の開発

戸邊 祥太・志岐 昌美・鈴木 昭宏・江口 直希・橋本 弘平(SUBARU)

エンジン内の環境を模擬したカーボンデポジットを評価する手法は複数存在する.しかし,エンジンが使用する全ての環境の影響を定量的に比較することが出来ない. そこで,本研究では油脂類の使用環境を模擬した状態で,影響度を定量的に評価する手法を構築したので報告する.

5

アプリケーション固有の燃費ソリューションの考察

Field Sam・Anderson William B.・Engelman Kristi・Bell Ian・Hidetaka Hoshino(Afton Chemical)

エンジンオイルは日米エンジンデザインに特化した省燃費技術の開発が重要となる.
この講演では,北米エンジンプラットフォームの実際の動作をシャーシダイノで分析し,デジタルツインの出力と比較する.次に業界標準の燃費テスト方法と比較すると共に,ハイブリッドエンジン用の低粘度エンジンオイルの妥当性を評価する.

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