• セッションNo.147 排出ガスII
  • 10月25日 桜2 15:20-18:00
  • 座長:原田 浩一郎(マツダ)
No. タイトル・著者(所属)
1

高周波パータベーションを適用した三元触媒の浄化性能向上に関する研究

寺澤 雅人・菅谷 裕大・梅本 晃希・草鹿 仁(早稲田大学大学院)

排気量2.5 Lのガソリンエンジンを用い,空燃比を高速で切り替えるパータベーションにより,振幅と周波数が浄化特性に与える影響を調査した.供試触媒にはPd/Alを用いた.その結果,NO,CO,THCは周波数を高め,振幅を小さくすることで浄化率が向上し,かつNOおよびCOは周波数に対して高い感度を持つことを見出した.

2

Tier4規制に向けたガソリンパティキュレートフィルターの検討

高井 竜太・青木 崇志・松本 祐・佐々木 裕二・杉浦 究・浜崎 佑一・伊藤 真樹(日本ガイシ)

米国のTier 4規制では,PM(Particle Mass)規制値が 0.5 mg/mileへ厳格化される.Tier4規制を満たすにはエンジン制御の改善のみでは困難であり,米国のガソリン車においてGPF搭載が必須になる見込み.Tier4 規制に適したGPFを検討するため,新たに規制化される寒冷条件を含む条件でGPFの捕集性能を評価した.本稿では,評価結果及びTier4に適したGPFを示す.

3

DOConFilter技術活用による後処理装置の小型化

白木 偲織・木下 尚志・三井 陽平・浅子 剛・田中 克典・松本 祐・青木 崇志(日本ガイシ)

排出ガス規制の厳化に伴い後処理装置が複雑となり,搭載スペースの観点から後処理装置のダウンサイズ技術への興味が高い.その解決策としてDOC機能をDPFに集約したDOConFilterが注目されている.
本発表では,高スス捕集材料と高セル密度構造を組み合わせることで,懸念である圧力損失と再生効率を改善したDOConFilterの開発について報告する.

4

蛍光色素を活用したアミン溶液中のCO2濃度計測法の開発

冨田 頌平・山本 道彦・西川 雅喜(アイシン)・江上 泰広・清田 悠生(愛知工業大学)

自動車業界ではカーボンニュートラル実現に向け,工場のCO2排出ガスの回収する装置開発が進められている.本報では,アミンスクラビング法による排ガスからCO2を分離回収するシステムにおいて,蛍光色素を用いた光学的手法により溶液中のCO2面分布濃度を可視化する技術を確立したので紹介する.

5

重量車に搭載された尿素SCR触媒の使用過程におけるNOx浄化性能の把握に関する考察

山本 敏朗(自動車技術総合機構)

平成28年排出ガス規制適合車に導入された銅系ゼオライトSCR触媒のNOx浄化性能等のデータを,積算走行距離の増加に伴いシャシダイナモメータ試験および実路走行試験を実施して継続的に収集した.これらを用い,NOx浄化率,空間速度等を分析指標として使用過程における尿素SCR触媒のNOx浄化性能を考察した.

6

微粒子フィルタ通過後の粒子排出量の予測を可能にするスス捕集モデル

中村 一輝(早稲田大学大学院)・Anton Nahtigal(AVL-AST d.o.o. スロベニア)・山口 恭平(国士舘大学)・草鹿 仁(早稲田大学大学院)

将来の自動車排出ガス規制であるEuro 7では,粒子排出量に対してさらに厳しい規制が課せられる.本研究では,微粒子フィルタ通過後でも正確に粒子排出量を予測することが可能な微粒子フィルタのスス捕集モデルを開発し,その計算結果を模擬実験で計測したスス排出量と比較することにより妥当性を検証した.

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