• セッションNo.149 三元触媒
  • 10月25日 大ホール 12:10-13:50
  • 座長:浅沼 孝充(トヨタ自動車)
No. タイトル・著者(所属)
1

酸素放出・吸蔵状態の違いがパラジウム/セリアジルコニア三元触媒の酸素吸蔵分布に与える影響

渡辺 侑希・林 勇真・長澤 剛・佐藤 進・小酒 英範(東京科学大学)・糸山 浩之・黄 晟ウェイ(日産自動車)

三元触媒の酸素吸放出機構解明を目的とし,同位体クエンチ法を用いた酸素吸蔵分布の可視化実験を行った.本報告では酸素放出・吸蔵状態の違いが吸蔵分布に与える影響を明らかにするために,板状セリアジルコニアとPdから成るモデル触媒を用い,水素還元時間と酸素吸蔵時間をパラメータとした可視化実験を実施した.

2

パータベーションにおける吸蔵酸素が三元触媒の浄化性能に及ぼす影響

青山 颯汰(早稲田大学大学院)・草鹿 仁(早稲田大学)

酸素吸蔵能を有する触媒を対象としたパータベーションを組み込んだ試験を実施し,酸素吸蔵能が三元触媒浄化性能に及ぼす効果を実験的に解析した.試験結果において酸素量の変動や各ガス種の浄化率低下に着目した結果,触媒劣化や酸素吸蔵能の有無に伴うパータベーションに対する浄化性能特性を明らかにした.

3

HC成分による触媒一時被毒メカニズムの検証

見野越 洋行・田淵 大智・永井 亮(SUBARU)・羽田 政明(名古屋工業大学)

自動車触媒に排ガス中のHC成分が付着すると,触媒性能が一時的に低下する.一時被毒メカニズムを検証するため,HC成分の種類と触媒への付着箇所を調査した.その結果,排ガスには特定の芳香族HCが多く含まれること,この芳香族HCが触媒中の貴金属とCZ材料の界面に付着すると触媒性能が低下することを見出した.

4

Well-to-Wheelで電気自動車並排気を実現する100%電動駆動ハイブリッド車用排気システムの検討
-ゼロエミッションへの挑戦-

井上 晶・糸山 浩之・諸星 篤史・横山 仁(日産自動車)

電動車両用内燃機関には排気規制強化,CO2低減,材料市況変動への対応が求められる.
複数システムで触媒暖機の得失を検討し,100%電動駆動ハイブリッドシステムと親和性が高いセラミックEHCについて,シミュレーションと実験の両面から,電気自動車並排気レベル(WTW),CO2,触媒貴金属量低減の可能性を示す.

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