• セッションNo.151 動力伝達系I
  • 10月25日 白橿1 9:30-11:35
  • 座長:中澤 輝彦(豊田中央研究所)
No. タイトル・著者(所属)
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ゴムベルト式無段変速機の変速挙動と伝達効率解析

家森 涼太(法政大学大学院)・相原 建人(法政大学)・木本 優(エクセディ)

ゴムベルト式CVTの変速動作を含む駆動時の伝達効率予測を目的とし,理論式の構築を行った.従来研究における理論解析のほとんどは定速状態を対象としていた.そのため,変速中の挙動についての解析法が確立されておらず,伝達効率予測は困難であった.構築した理論式の有効性を,実験結果と比較して示した.

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新型フルサイズSUV向け軽量ファイナルドライブの開発

河野 史郎・橋本 真・片瀬 博昭・浅井 尭之・小出 将克・福本 堪太(日産自動車)

新型フルサイズSUV向けに, 高効率かつクラス最軽量のアルミキャリアで構成されるファイナルドライブユニットを新規に開発した. アルミ化によって懸念される剛性低下対策として, デフサイドベアリングの固定方法にスナップリングを適用し, 従来の鋳鉄ハウジングと同等のギヤ支持剛性を確保した. さらに, 低オフセットハイポイドギヤと低粘度油の採用による発熱量の低減と最適ハウジング形状による高効率な放熱特性によって, 筐体の小型も実現した. 本新開発ユニットを独立懸架式アクスルに適用できたことで, プレミアムクラスにふさわしい乗り心地と静粛性を実現しつつ, 8500lbsのトーイング性能と高い燃費性能の実現も可能とした.

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回転環境下における潤滑油の流動解析

林 比呂斗・加藤 琢真(千葉工業大学)

トランスミッション内部でのオイル供給の方法である軸芯潤滑に着目し,有限体積法を用いた流体解析(CFD)の面から考察を行う.解析条件を変化させることで流体の挙動が変化することが明らかとなり,潤滑に変化が生じた.本研究では回転数や潤滑油の物性,形状などの因子との関係を明確にし,技術向上を目的とする.

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回転軸芯潤滑における排出孔周りの流動と流量特性

加藤 琢真(千葉工業大学)

自動車変速機のシャフトによる潤滑配送においては,回転による遠心力や撹拌等の影響で狙った潤滑配送が困難となる.この問題の解決を目的として,回転要素での気液二相流の挙動解明を行った.潤滑流量計測と可視化計測により,排出孔の形状を設計することで潤滑流量の回転数感度を抑制する可能性を示した.

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潤滑油の摩擦特性が電動トランスアクスルの効率に与える影響

巽 浩之・柳原 貴・岡田 優樹・成田 恵一(出光興産)

潤滑油の摩擦特性が電動車用トランスアクスル(eAxle)効率へ及ぼす影響を調査した.高速歯車試験機及び実機減速機による評価にて,トラクション係数の低減が効率向上に最も寄与すること,境界・混合潤滑における摩擦特性も効率向上に有効であることを明らかにした.

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