• セッションNo.89 バッテリー技術
  • 10月23日 会議室3 12:10-13:50
  • 座長:今村 大地(日本自動車研究所)
No. タイトル・著者(所属)
019

リン酸鉄系リチウムイオン電池を対象とした充電条件と運用SOC範囲によるバッテリ性能低下への影響

小鹿 健一郎(自動車技術総合機構)・釣賀 英樹(電気安全環境研究所)・森田 朋和(東芝)・本多 啓三(電気安全環境研究所)

リン酸鉄系リチウムイオン電池の劣化に対する充電条件と運用SOC範囲の影響について感度分析を行った.電池劣化をSOH(state of health)とSOS(state of safety)の2つの観点から評価した.低温,急速充電,高SOC領域での動作の組み合わせ条件下で充放電を繰り返すと,電池容量が急速に低下し,熱暴走の危険性が高まることがわかった.

020

鋼製パウチ形リチウムイオン電池の充放電特性および安全性評価

政次 美咲・山中 晋太郎・高橋 武寛・後藤 靖人(日本製鉄)

パウチ形リチウムイオン電池の耐衝撃性向上を目的として,セルケースのスチール化を検討している.今回,鋼製パウチ形リチウムイオン電池を作製し,充放電特性および丸棒による圧壊試験にて安全性を評価したところ,どちらも良好な結果が得られた.

021

1D車両システムモデルを活用した最適なバッテリー熱マネージメントシステムの検討(第2報)

波頭 佑哉・劉 珀源・楊 イ翔・廣田 寿男・紙屋 雄史(早稲田大学)・佐藤 圭峰(マツダ)

電動車用LiBでは安定的な出力の確保や劣化への対策のために,LiBの温度を管理する熱マネージメントが重要であり,最適解の検討に1Dの車両システムモデルが使われる.第1報で検討したBEV用の熱マネージメントシステム案について,BEVの課題である高温時のLiBの冷却性能や,低温時の急速充電性能についてモデルを用いて検証した.

022

鋼製角形リチウムイオン電池セルケースの類焼性評価

川本 浩輔・後藤 靖人(日本製鉄)・永田 辰夫(日鉄テクノロジー)

角型リチウムイオン電池のセルケース素材はアルミが主流であるが,ニッケルめっき鋼板を使用することで安全性向上,体積エネルギー密度向上,コストダウン等のメリットが見込まれる.今回,ニッケルめっき鋼板をセルケースに使用した角型リチウムイオン電池を作製し,類焼性を評価したところ,類焼時間の延長が確認された.

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