• セッションNo.90 空力
  • 10月23日 会議室4 9:30-11:10
  • 座長:大島 宗彦(日産自動車)
No. タイトル・著者(所属)
1

重量車の空力性能を飛躍的に向上させるコンセプト形状の提案
-車両全体形状の最適化-

川野 大輔(大阪産業大学)・飯干 壮馬・小川 孝幸(大阪産業大学大学院)

車両の空気抵抗は車速の2乗に比例することから,特に長距離輸送用トラックの車両形状は,その燃費性能に大きな影響を与える.そこで本研究では,多目的最適化手法を用いてキャブと荷室を含めた車両全体形状の最適化を行った.その結果,走行安定性を確保した上で空気抵抗を大幅に低減させるコンセプト形状を見出した.

2

北京パラリンピック2022向けチェアスキーの空力性能開発

岩脇 彩香・船橋 和樹・見田 達哉・小林 優子(トヨタ自動車)

パラアルペンスキー種目のチェアスキーは高速で滑降する競技であるため,空気抵抗低減により,タイム短縮が期待できる.
チェアスキーの空気抵抗低減を目的とし,従来のチェアスキーにかかる空気力の解析,空気抵抗低減効果を狙った形状の提案,提案した形状の効果の検証を実施したので,その結果を報告する.

3

ミニバン車両を対象とした空力性能サロゲートモデル構築の検討

田中 博・石黒 勇哉・天野 恵子(トヨタシステムズ)・駒村 達哉(トヨタ車体)

ミニバン開発では,車室空間の確保が優先され,空力性能と背反することが多い.本検討では,意匠開発と空力性能開発の同期化を狙いとして,スモールからラージサイズのミニバンを対象にサロゲートモデルを構築し,短時間での空力性能予測を可能とすると共に,外形意匠と空力性能についての考察を実施したので報告する.

4

低圧サブクール条件下における沸騰熱伝達予測解析モデルのパラメータ検討

田中 啓貴・佐藤 隆哉・大山 武士(デンソーテクノ)・浜地 志憲・時谷 政行(核融合科学研究所)・辻 義之(名古屋大学大学院)

商用数値計算ツールで使用されている沸騰モデルは高圧条件の実験をベースとした予測が多く,自動車製品で扱われる圧力相当の条件下の沸騰予測に課題があると考えている.実験と数値解析モデルの結果を比較し,現行解析モデルの改善すべきパラメータを検討する.

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