• セッションNo.98 高齢ドライバ
  • 10月23日 桜1 9:30-12:10
  • 座長:佐藤 稔久(産業技術総合研究所)
No. タイトル・著者(所属)
061

ペダル踏み間違いによる車両単独事故の統計データ分析

加藤 洋子・松井 靖浩・阿部 晃大・関根 道昭(自動車技術総合機構)

既報において,ペダルの踏み間違いによって歩行者に衝突した事故は,歩行者の傷害が深刻になる傾向があることを報告した.一方,車両単独事故の場合はドライバ自身の傷害の程度が大きくなる可能性も考えられる.そこで,本報では,ペダルの踏み間違いによる車両単独事故に着目した事故統計分析の結果を報告する.

062

高齢ドライバの視野訓練効果に対する運転パフォーマンス
-運転寿命延伸を目指したドライバ運転特性研究(43)-

平野 昭夫・青木 邦友(名古屋大学)・山下 和彦・堀田 英則・恩田 和征(スズキ)・名切 末晴(名古屋大学)・稲上 誠(群馬大学)・岸 浩司・米川 隆・青木 宏文(名古屋大学)

高齢ドライバが視野訓練した際の運転パフォーマンスへの効果を検討した.参加者は没入型ドライビングシミュレータ(DS)で動的有効視野タスクを伴う運転を行う.DS運転試験を行った後,一方の介入群はタブレットによる視野訓練を毎日2回行い,他方の対象群は何も行わず,1週間後に再度DS運転試験を行った結果を報告する.

063

動的握力解析による高齢ドライバ運転能力評価の取り組み

真境名 琉馬・伊藤 安海・山田 隆一・内藤 凌靖・徐 琴・野中 卓志・本多 歩・鍵山 善之(山梨大学)・田中 勇樹(群馬大学)・根本 哲也(山梨大学)

アクセル・ブレーキ操作,ステアリング操作に影響する筋力発揮までの時間,筋力の立ち上がり,最大筋力,筋力の持続時間等を動的握力測定の結果から詳細に解析することで運転能力との関係性を明らかにする.

064

頭部動作による運転評価システムと高齢ドライバへの行動変容効果の検討

吉原 佑器(名古屋大学)・田辺 弘子(北海道大学大学院)・Nihan Karatas・金森 等・原田 あすか(名古屋大学)・小島 基資・真鍋 周平(トヨタ自動車)・田中 貴紘(名古屋大学)

高齢ドライバの交差点事故を防止するために, 安全確認時の頭部動作を可視化するシステムを構築した. システムはドライビングシミュレータとドライバモニタシステムから構成され, 交差点通過時の運転データから運転診断レポートを生成する. このシステムを用いて, 8名の高齢ドライバにフィードバックを行い効果を検証した.

065

加齢による身体図式の変化がペダル操作に及ぼす影響の検討

細川 崇・田川 傑(日本自動車研究所)・平松 真知子・前 博行(日本自動車工業会)

本研究は,ペダルの踏み間違いにおいて,運転者がブレーキだと思いアクセルペダルを踏む根本的要因について,身体図式の加齢による変化が影響するとの仮説のもと検討を行った.身体図式の要素である操作感覚の評価手法を考案し,踏み替え時の足位置エラーを目的変数とした重回帰分析により,感覚指標の影響可能性を確認した.

066

加齢によるペダル操作の変化と運転への影響(第3報)
-高齢運転者にとって操作しやすいペダルの検討-

平松 真知子・川野 勉・加藤 由衣・海老名 亮彦・佐久間 壮(日産自動車)

高齢運転者の身体特性を考慮した車両を検討するため,ペダル操作に着目する.前報では,加齢によりペダル操作の巧緻性が低下し,一時停止交差点の通過行動などに影響することを報告した.本報では,角度や反力の異なるペダルを操作するときの脚部の筋負荷と操作成績を調べ,高齢者が操作しやすいペダルについて考察する.

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