No. | 配信 | タイトル・著者(所属) |
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1 | ◯ |
石油連盟-日本自動車工業会間のCO2低減に関する共同研究(AOIプロジェクト)について 菅野 秀昭・金子 タカシ(ENEOS)・小代 寛範(出光興産)・佐野 貴司(いすゞ自動車)・菊池 勉(日産自動車)・林 倫・山口 勝彦(トヨタ自動車) 石油連盟と一般社団法人日本自動車工業会は,2030年頃の市場を見据えて,ガソリン車およびディーゼル車に搭載見込まれる将来エンジンの燃焼方法と将来の燃料種の組合せの最適化によるCO2削減を目指した共同研究(呼称AOIプロジェクト)を実施している.本報では2020年から2024年にかけて実施し得られた成果をまとめて報告する. |
2 | ◯ |
AOIプロジェクト燃料を使った希釈・希薄燃焼時のWLTC走行時の車両燃費予測 森吉 泰生・徐 福国・王 志遠・窪山 達也(千葉大学)・田中 光太郎(茨城大学) 本研究では単気筒エンジンを用いてオレフィン系燃料とドロップイン燃料の評価を行った.EGRや空気を0から最大値まで加えて安定燃焼できる範囲で熱効率を評価した. |
3 | ✕ |
ペンテン,エタノール,イソオクタン予混合乱流火炎の伝播特性 前山 紘史・片岡 嵩都・吉川 友梧・Ekenechukwu Chijioke Okafor・北川 敏明(九州大学) ペンテン,エタノール,イソオクタンを用いて,軽質オレフィン,アルコール,パラフィンの化学量論及び希薄燃焼時の乱流火炎伝播,消炎特性を,定容燃焼装置による実験により調べた.ペンテンは乱流燃焼速度が他の燃料に比べ大きく,希薄燃焼においては他の燃料が消炎する乱れ強さにおいても消炎しなかった. |
4 | ◯ |
エタノール着火抑制作用のベース燃料依存性に関する衝撃波管研究 浜崎 智大・里川 健・平井 涼平・杉浦 里玖(上智大学大学院)・高橋 和夫(上智大学)・三好 明(広島大学大学院) エタノールはバイオ燃料としてだけでなく,オクタン価向上剤としても高い性能をもつ.我々は衝撃波管実験により,成分の異なるベース燃料にエタノールを添加すると,エタノールの着火抑制効果に違いが生じることを見出した.反応シミュレーションにより,エタノールと各ベース燃料成分との化学的相互作用を検討した. |
5 | ◯ |
含酸素燃料を添加した軽質オレフィンを含むガソリンサロゲート燃料の層流燃焼速度 伊藤 祐槻・増井 健斗・水谷 太久(大阪公立大学)・川西 風冴(大阪府立大学)・片岡 秀文・瀬川 大資(大阪公立大学) 軽質オレフィンを含むガソリンサロゲート燃料およびそのガソリンサロゲート燃料に含酸素燃料を添加した燃料の層流燃焼速度を球形容器法を用いて計測した.その結果,燃料中の1-ペンテンの含有量が増加すると層流燃焼速度は速くなった.また,エタノールを添加すると層流燃焼速度は速くなる傾向にあり,ETBEを添加すると層流燃焼速度は遅くなった. |
6 | ◯ |
パラフィン系燃料を用いた燃料性状の大型圧縮着火エンジンの燃焼および排出ガス特性に及ぼす影響 辛 秉柱・篠崎 俊秋・内田 登(新エィシーイー) 燃料性状を適切に選ぶことで,既存軽油よりも熱効率や排出ガス性能の改善が期待できる.しかし燃料性状は独立に変更する事は困難なため,各燃料性状の燃焼に及ぼす影響や改善の寄与度は充分に解明されていない.本研究では,異なる性状のパラフィン系燃料の燃焼特性および排気性能を調査し燃焼変化メカニズムを考察した. |