ご挨拶

日本水産学会会員の皆様へ京都市よりご挨拶申し上げます。
京都市は内陸部ではありますが、古くから若狭、明石、伊勢などの鮮魚や塩干ものが食材として京都にもたらされ、また全国各地から昆布、ニシン、鰹節、寒天などの乾物も集められてきました。これらの食材と独特の調理法、加工法が京都の料理を彩り、独自の食文化を広めてきました。この度、2024年9月24日～27日に京都市にある京都大学吉田キャンパスにて日本水産学会秋季大会を開催できることを大変光栄に思い、皆様を京都市にお迎えできることを大変嬉しく思っております。日本の水産を取り巻く環境は、漁獲量の減少や地球温暖化の影響など難しい問題に直面しております。京都では、最も暑く陽気の悪い時期を静かに過ごすよりも、厄払いのために盛大なお祭りを行うという伝統があります。本会が、研究者同士の熱心な議論と密接な交流を通じて、次の時代を切り拓く新たなアイデアを生み出す場となることを期待し、多くの皆様の積極的なご参加を心より願っております。

大会実行委員会
委員長　佐藤 健司