実行委員長挨拶
産業応用部門東京大会へのお誘い
〜東京から発信するポストコロナの部門大会〜
Invitation to 2022 JIASC at Tokyo
2022年 電気学会 産業応用部門大会 実行委員会委員長
宮武 昌史(上智大学)
Masafumi Miyatake (Sophia Univ.)
Steering Committee Chair of the 2022 IEEJ Industry Applications Society Conference
電気学会産業応用部門大会を8月30日から9月1日までの3日間,東京都千代田区の上智大学四谷キャンパスで開催します。東京都内での開催は,2014年に東京電機大学千住キャンパスで開催して以来,8年ぶりとなります。
今年は,1日目の午前にプレナリーセッションを,午後にヤングエンジニアポスターコンペティション(YPC)を行い,その後一般セッション,オーガナイズドセッション,シンポジウムを3日目まで行います。また, 子ども理科体験教室も例年どおり,部門大会に先駆けて8月20日に行います。
プレナリーセッションでは,例年通り,まず部門長,会長,上智大学長のご挨拶に続き,中国と韓国から1件ずつの海外招待講演,部門表彰を予定しております。その他,特別講演は後述します。
本大会では,昨年の長岡大会はじめ,ここ数年で新たに導入された企画や運営方式を継承します。例えば,恒例となりつつある女性エンジニアの会,若手エンジニアの会を今回も実施します。キャッシュレス化やペーパーレス化も進めて参りますので,ご協力を宜しくお願い致します。
今回は,交通の便が自慢です。四ツ谷駅を降りると目の前にあるのが上智大学です。東京の中心を環状に走る山手線の中心に位置しており,東京駅や新宿駅からも近く,関東だけではなく,新幹線,羽田空港や成田空港を利用した遠方からの参加が極めて便利で,都内とその近郊の数多くの宿泊施設が利用できます。また,周辺には迎賓館や国立競技場などの有名な施設があり,電気学会本部も徒歩圏内にあります。関東近郊の方は気軽にご参加を,それ以外の方は東京での充実したご滞在をお楽しみ下さい。
会場の上智大学は,カトリックの伝統とイエズス会教育の特徴を受け継ぐことを使命とした大学です。その一端を感じて頂けるよう,プレナリーセッションの特別講演では上智大学教員によるカトリックにまつわる講演も計画しております。ところで,大学の隣には聖イグナチオ教会があります。お時間に余裕がありましたら,毎日12時と18時に鳴り響く鐘の音を是非聞いて頂きたいと思います。
多くの皆様も同じことを感じられていると思いますが,コロナ禍においてオンライン下での学会にも慣れてきてはいるものの,それは既に構築された研究者・技術者ネットワークに頼ったものになりがちで,新しいネットワークの構築には不向きです。したがって,一刻も早く学会を対面に戻していくことが不可欠と考えます。このため,本大会は感染対策に万全を期しながら,極力対面の機会を提供できるよう,また,その逆に長岡大会で培われたハイブリッド開催のノウハウを何らかの形で生かすよう努めます。その意味を込めて「東京から発信するポストコロナの部門大会」というスローガンを設定しました。
新型コロナウイルス感染状況の推移により,今後も様々な予定変更が予想されます。最新情報は,大会Webサイトでこまめにご確認下さい。さらに,締切等のリマインダーや速報に加えて,会場や周辺の情報を紹介することも目的としたTwitterアカウントも既に運用しています。
本大会がポストコロナのあるべき部門大会を示すものとなるよう,また,感染状況の急変にも対応できるよう慎重に準備を進め,皆様をお迎えします。実行委員会委員一同,多くの皆様の論文投稿及びご参加をお待ちしております。
出展