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2022年電気学会産業応用部門大会
2022 IEE-Japan Industry Applications Society Conference

会期:2022年8月30日(火)〜9月1日(木)
会場:上智⼤学 四⾕キャンパス(千代田区紀尾井町7-1)

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シンポジウム

2022年産業応用部門大会では,産業応用部門の各技術委員会が企画するシンポジウムとオーガナイズドセッションを開催します。

奮ってご参加下さい。なお,COVID-19等社会情勢によって内容が変更となる可能性がございます。

一部のシンポジウムは対面限定で実施の予定です。

シンポジウム毎の事情に鑑み,聴講者にとって有益なシンポジウムとなるよう開催形態を個別に判断したものとなりますので,ご了承のほど宜しくお願い申し上げます。

シンポジウム

S1: 自動車用パワーエレクトロニクスの現状と動向(対面限定)
8月30日午後(14:40~17:40)
VT 自動車技術委員会
二酸化炭素排出規制に向けたエンジン車の電動コンポーネントの増加,48Vハイブリッドシステムの導入など,自動車用パワーエレクトロニクスは急速に展開している状況にある。さらに,空飛ぶ車,電動航空機など,従来の自動車を超えた電動モビリティとして大きく変革してゆく兆候も見られる。本シンポジウムでは,急展開する自動車へのパワーエレクトロニクスの状況に関して,これまでの調査結果について報告する。
S2: 鉄道の空転・粘着制御技術(対面限定)
8月30日午後(14:40~17:40)
TER 交通・電気鉄道技術委員会
鉄車輪とレールの間の粘着により加減速する粘着式鉄道において,降雨時等の加減速度確保のために各種空転制御が提案されており実用に至っている。それらは,それぞれ個別に研究開発されていることから相互理解が不十分で,技術的観点で俯瞰的にみた体系化が十分に行われていない。そこで本シンポジウムでは,これまでに提案されてきた鉄道の空転制御を体系化した結果を報告する。
S3: 交流電動機可変速駆動の未来動向(対面限定)
8月31日午前(9:20~12:20)
MD モータドライブ技術委員会
交流電動機可変速駆動技術は成熟期に入り,研究では制御技術よりも回転機技術や電力変換器との融合分野の技術が進みつつある。本シンポジウムでは20年後の交流電動機可変速駆動技術のあるべき姿を示すために,これまでの技術動向と未来につながるモータ制御技術の最新動向を調査した。調査結果から明らかになった内容より,様々な視点から見たモータ制御の将来やAI等の他分野の技術をモータ制御に応用した事例について紹介する。
S4: 高付加価値化を支えるモーションコントロール
8月31日午前(9:20~12:20)
MEC メカトロニクス制御技術委員会
モーションコントロールは日本の産業を支えるコア技術のひとつである。今後の大きな社会構造の変化を日本が乗り越えていくためには,産業界およびアカデミアが有している高度なモーションコントロール技術を発展させ,それらが生み出す付加価値を高めていくが重要である。本シンポジウムでは,革新的なモーションコントロール技術の創生や次世代の産業応用まで広く最新事例を示すとともに,今後の展開について議論したい。
S5: 高速道路交通管制システムの高度化(対面限定)
8月31日午前(9:20~12:20)
ITS ITS技術委員会
道路利用者の安全,快適ドライブ,交通の円滑化を実現するうえで欠くことのできない高速道路交通管制システムは,これまでもICT等の新しい技術によって著しい進化を遂げてきた。一方で昨今ではゲリラ豪雨・豪雪による交通障害,あおり運転,逆走等が交通を取り巻く社会問題として取り上げられており,本シンポジウムでは,このような課題に対する最新の取組事例の紹介や,関連技術の調査研究報告を通して,今後の高速道路交通管制のあり方について議論を深めたい。
S6: モータに使用される軟磁性材料(対面限定)
8月31日午前(9:20~12:20)
LD リニアドライブ技術委員会
現在,移動体のアクチュエータシステムの電動化が進展している。電動化実現の鍵である高効率小型化の要求に応えるためには,高周波数化励磁が可能となっている電源装置と種々の磁性材料を結び付けたシステムとしての評価が必要である。本シンポジウムでは,企業のモータ設計者にモータのステータコアやロータコアに使用されている軟磁性材料に関する基礎的な知識や最新の材料に関する知識を習得して頂く。
S7: 最新の高周波スイッチング電力変換回路と応用電源技術
8月31日午後(13:40~17:40)
SPC 半導体電力変換技術委員会
産業・交通・電力など各分野における電源システムの小型・高効率化には,高周波スイッチング電力変換技術の活用が不可欠である。本シンポジウムでは,半導体電力変換技術委員会下に設置されている調査専門委員会での活動成果をもとに,電力変換システムの革新的な高電密度化に寄与しうる電力変換回路とその応用について最新動向を講演する。周辺技術とともに発展する高周波パワエレ技術を第一線で活躍する研究者らにより解説する。
S8: カーボンニュートラル実現に向けた需要家電力資源の活用
8月31日午後(13:40~17:40)
SMF スマートファシリティ技術委員会
カーボンニュートラル実現は社会の持続可能化の必須事項である。このため,再生可能エネルギーによる脱炭素化,需要設備の省エネルギー化とともに需給連携による電力利用の最適化が必要である。本シンポジウムでは電力需給調整のため,柔軟性の創出ポテンシャルが高い業務産業分野の蓄熱,蓄電池,発電機の各システムの最新技術開発状況と,その柔軟性による電力需給サービスを担うアグリゲーションに関する技術,事業開発状況を発表する。さらに,ステークホルダによる総合討議を行う。
S9: ものづくりを支援する計測・制御・DX技術
8月31日午後(13:40~17:40)
MNZ ものづくり技術委員会
鉄鋼,化学等のものづくり現場は熟練操業者が枯渇していく中,高品質製品の大量・安定供給のニーズに加えカーボンニュートラルによる地球環境負荷への配慮など取り巻く環境は厳しさを増しており,生産現場環境の改善・向上に直接寄与する電気技術者への役割は益々高まっている。今回のシンポジウムでは「ものづくりを支援する計測・制御・DX技術」と題し,センシング技術による現場の可視化,制御による自動化・省力化,およびデータ処理・解析技術による操業支援や最適化にむけた取り組み事例を紹介する。
S10: アクチュエータの将来動向を予測する(対面限定)
9月1日午前(9:20~12:20)
LD リニアドライブ技術委員会
近年,将来をSFプロトタイピングで予測し,予測した未来社会における組織や技術のあり得る姿を現在にバックキャストすることにより組織や技術開発を計画立案する方法が注目されている。
リニアドライブ技術委員会アクチュエータの将来動向調査専門委員会では,この手法をアクチュエータの将来予測に取り入れることを目標としている。本シンポジウムでは,新手法の概要と従来のフォアキャスティングを基本とした将来予測を行う。
S11: 民生用低消費エネルギーインテリジェント制御技術
9月1日午前(9:20~12:20)
HCA 家電・民生技術委員会
スマートメーターやHEMSの普及に関連して,民生機器の新たな進化が予想される省エネルギー,エネルギー有効利用技術について,主に,スマートメーターおよびHEMSの普及・活用動向,民生分野の創エネ,蓄エネ設備および制御技術,ネットワーク等に接続される家電・民生機器関連技術,家庭・ビル等におけるエネルギー管理システム制御技術,民生機器用電源回路における 省エネルギー・エネルギー高効率技術,家電民生分野に活用が期待できる技術について調査した結果を報告する。
S12: 人間支援システムのためのアクチュエーション技術
9月1日午前(9:20~12:20)
IIC 産業計測制御技術委員会
少子高齢化の進展を受け,身体行為を直接支援可能なシステムの開発に大きな期待が寄せられている。このようなシステムでは,物理的な接触が不可欠となるため,アクチュエータに対して,出力特性のみならず,柔軟性や逆駆動性など,従来の産業用途とは異なった人間支援用途特有の性能実現が求められる。本シンポジウムでは,最新のアクチュエーション技術に関する研究事例や成果を紹介し,今後の技術展望に関して議論する。
S13: 上下水道施設におけるカーボンニュートラルに向けた取組
9月1日午後(13:40~17:40)
PPE 公共施設技術委員会
近年の環境問題への意識の高まりにより,カーボンニュートラルに向けた取組が関心を集めている。国内上下水道施設では,従来より環境負荷低減に向けた取組を進めており,今後ますますの貢献が期待されている。本シンポジウムでは,上下水道施設における環境負荷低減に向けた取組事例の紹介や,カーボンニュートラルに向けたさらなる最新の取組や技術の紹介を行い,その課題や今後の在り方について議論する。
S14: CPSによる制御理論の融合技術
9月1日午後(13:40~17:40)
IIC 産業計測制御技術委員会
CPSは,IoT,IoP,IoSから構成されており,データを活用する制御理論や機械学習理論において,制御系設計のモデルベース開発との融合技術が期待できる。提案委員会は,制御理論研究者と現場技術開発者の協力のもと,CPSによる制御技術の実用化促進を目的としている。そこで,本シンポジウムは,委員から大学・企業活動を通しての事例・成果を紹介し,CPSによる制御理論の融合技術に関して議論する。

オーガナイズドセッション

OS1: 航空機電動化
8月31日午前(9:20~12:20)
パワーエレクトロニクス技術,モータ技術,次世代半導体パワーデバイスを含む関連材料技術の発展に伴い,航空機電動化技術の研究開発も加速してきており,パワーエレクトロニクス技術・モータ応用技術の活躍の場がさらに広がっていると言える。本セッションでは,航空機電動化に関わる最新の技術開発について報告し議論を進める。