• セッションNo.119 振動騒音乗り心地IV
  • 10月24日  12:35-15:15
  • 座長:森田 英憲(トヨタ自動車)
No. タイトル・著者(所属)
1

MBDを活用したPBN(Pass-By Noise)モデル構築(第1報)
-UN R51-03 PBN走行モードに対応するHEV 1Dシステムモデルの構築-

岩瀬 裕夢・遠藤 剛・中澤 信太・歳實 剛・緒方 健一郎(本田技研工業)・松本 淳也(両毛システムズ)

PBN検証の高効率化には,Model-Based Developmentによる車両代替検証が有効である.
代替検証の実現に向けては,UN R-51-03で規定された走行条件とパワートレインの網羅的運転条件を予測可能な1Dシステムモデルが必要である.
本報は,前記1Dシステムモデルの構築手法について述べる.

2

部品間接触を考慮した電動PWTノイズ予測手法

山内 亮佑・浅原 康之(日産自動車)・前田 崇・文挟 彰太・坂本 賢生(エステック)

電動パワートレインのNV予測において,軸系のモデル化精度の影響が大きい.特にトルクの大きさと方向に応じた,ベアリングの接触部位や剛性変化の考慮が精度向上に必要である.本報ではEVモータのモータノイズ・ギアノイズの予測精度の向上を目的とし,接触を考慮した物性値マッピングを用いる解析手法について報告する.

3

板ばねを用いた電動コンプレッサの防振機構

林 和宏・鈴木 健了・内田 和秀・山嵜 泰正(SOKEN)・上田 元彦(デンソー)

静かな電気自動車に搭載する電動コンプレッサには防振マウントが必要不可欠である.従来の防振ゴムは低温時には硬くなり,防振性能を悪化させる.しかし広い温度範囲にわたり剛性が低い板バネを,防振マウントに用いることにより,低温時でも振動を低減できる.また電動コンプレッサに起因する車内騒音も低減できる.

4

ダクト付き下向きスピーカを用いた接近通報装置の車内音低減効果検証

宮田 祐自・松岡 英樹・田川 博樹(本田技研工業)

車両の接近通報装置は規定された車外音圧を満足しながら車内で不快に感じないよう可能な限り小さな発生音で効率よく法規マイクに音を届けることが肝要である.下向きダクト付きスピーカの車外伝達関数を音響CAEで予測したところ,実用レベルの精度が得られ,本システムの影響パラメータとメカニズムが明確になった

5

温度依存性を考慮した,積層防音材設計の音響特性最適化に関する研究

三木 達郎(ニチアス)・見坐地 一人・河野 朱颯・髙橋 亜由美(日本大学)・小野寺 正剛(ニチアス)

エンジンや排気管周辺の防音材設計を進めるうえでは,高温環境での音響予測が重要である.本研究の目的は,空気の温度を考慮した理論計算と高温での音響管測定によって,温度依存性を考慮した積層防音材の材料特性の最適設計を行うことである.

6

基盤モデル活用による乗り心地予見制御の検討

山田 一二・加藤 彰・永井 陽平・三好 健太(アイシン)

従来の乗心地予見制御では路面計測用にレーザー等を使用したが, 測定精度・時間遅れ等の課題があった. また, 乗員の主観的評価と車両の設計パラメータ, あるいは応答パラメータなどの物理量との関係は明らかではない. 本稿ではマルチ基盤モデルを活用し, 画像シーン理解で, 乗員に最適な乗り心地を提案する検討を実施した.

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