• セッションNo.141 事故分析
  • 10月25日  15:20-17:00
  • 座長:槇 徹雄(東京都市大学)
No. タイトル・著者(所属)
1

駐車場における自動車事故分析およびRCARの方法を用いた当該事故に対するAEBの衝突回避性能評価

別所 直樹・内田 佳匡・草野 久(自研センター)

近年人身事故は減少傾向を示す一方で,物損事故は増加傾向にある.交通事故のさらなる低減のためには,物損事故も含めた事故状況把握が必要である.本報告では物損事故の中で件数の多い駐車場事故に注目し,事故状況を分析した結果を報告する.また,RCARにおいて開発された駐車場事故に対応するAEBの評価方法を紹介する.

2

事故および側面衝突事故における日本の交通事故の特徴

田中 良知・細川 成之・松井 靖浩・薄井 雅俊(自動車技術総合機構)

日本で発生した前面衝突事故と側面衝突事故について,車両乗員の特徴を調査した.前面衝突事故については,死者数の約7割は運転席乗員であり,そのうち男性は占める割合が高く死亡率も高かった.側面衝突事故については,死者数の約3割は反衝突側乗員であり,同様に男性の占める割合は高く死亡率も高いことを確認した.

3

近年の乗用車対自転車の出会い頭事故の特徴と自転車AEBの効果の分析

河口 健二(交通事故総合分析センター)

近年の乗用車は対車両AEB(被害軽減ブレーキ)の普及で追突事故が減少し,出会い頭事故が最多となり,その事故の中で自転車の傷害が最多である.この出会い頭事故について様々な視点から分析し,事故の要因等の特徴を洗い出した.また,自転車AEBの市場での効果を算出し,さらなる事故・傷害の低減に向けての提案を行う.

4

大型車左後輪の脱落事故原因に関する考察

正司 康雅(YSコーポレーション)

トラックの車輪脱落事故がISO方式の締結方式になって以降増加している.さまざまな原因が推測されているが,左後輪だけに多くの現象が集中している事実を説明するものは見当たらない.筆者は普遍的なナットゆるみの原理を基にしてトラックの左後輪が特にゆるみやすい原因を見出したので,本論文で報告する.

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