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2021年電気学会産業応用部門大会
2021 IEE-Japan Industry Applications Society Conference

会期:2021年8月25日(水)〜8月27日(金)
会場:ニューオータニ長岡とオンラインとのハイブリッド開催予定

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シンポジウム

2021年産業応用部門大会では,産業応用部門の各技術委員会が企画する14のシンポジウムを開催します。
奮ってご参加下さい。

S1: 回転機電磁界解析の実用的総合評価技術
8月26日午前(8:20〜11:50)
RM 回転機技術委員会
解析技術とモデリング技術のベンチマークモデルとして,集中巻IPMSM「Gモデル」を設定し実測・解析の比較を説明する。最適化手法,並列化手法,Frozen Permeability法,モデリング手法,ビヘイビアモデル適用例,巻線循環電流損,積層電磁鋼板の渦電流損,永久磁石の損失特性・減磁解析などの解析技術と,アウタロータ型IPMモータ,電力向け大形回転機,SRM,SynRMの解析応用事例を紹介する。
S2: カーボンニュートラルに貢献する需要側リソースのアグリゲート技術
8月26日午前(8:20〜11:40)
SMF スマートファシリティ技術委員会
我が国では2021年4月から三次調整力②を皮切りに電力市場が順次開設される。一方,政府は2020年10月に2050年カーボンニュートラルを宣言するなど,系統・需要間のエネルギーサービスを担うアグリゲート技術の高度化が一層求められている。アグリゲートビジネスの構築や国際標準化の作業が進む海外の動向を踏まえつつ,再エネ主力電源化に向けた我が国の需要側リソース活用とアグリゲートの標準化について紹介する。
S3: 実世界ハプティクスのデータ利活用
8月26日午前(8:20〜11:20)
MEC メカトロニクス制御技術委員会
ハプティクスはセンサ,アクチュエータの統合技術であり,人と人,人と機械をつなぐためのコア技術である。特に,人間の力触覚データや産業機械の接触動作データなどが取得可能であることから,人工知能技術と組み合わせた形でのハプティクスに基づくデータ利活用が期待されている。本シンポジウムでは,革新的なヒューマンインタフェースの創生や次世代の産業応用まで広く最新事例を示すとともに,今後の展開について議論したい。
S4: 自律分散エネルギーの近未来像~地産地消経済とローカルVPP~
8月26日午前(8:20〜10:55)
HCA 家電・民生技術委員会
2050年温暖化ガス排出実質ゼロを目指す我が国において,再生可能エネルギーの主力電源化やその大量導入に対応する諸課題に着目し,新たな電力システムを提供する自律分散エネルギーの近未来像は何かについて議論する。また我が国において困難が予想される変動型ゼロエミ電源に対応するローカルVPPなど電力システムの変革や新しい機器システムにおけるパワーエレクトロニクスの役割などについて当該分野の調査結果を講演する。
S5: スマート農業における画像と測位の利活用
8月26日午後(13:00〜16:15)
IIS 次世代産業システム技術委員会
少子高齢化や地方の過疎化などの社会課題を解決する糸口として,スマートシティやSociety 5.0が政策として提言されており,農業分野においてもICT活用を主体とするスマート農業の研究開発が進められている。スマート農業では,環境や農作物に関するデータなど,多様なデータを扱うが,その基盤となるデータは画像と測位データである。本セッションでは,スマート農業で扱う画像と測位データの利活用を議論する。
S6: 小型軽量化に関する最新モータドライブ技術
8月26日午後(13:00〜15:30)
MD モータドライブ技術委員会
モータドライブにおいては,制御性能などの技術向上とともに,小型軽量化も重要な要素となっている。変換器だけの小型軽量化あるいはモータの小型軽量化についての技術もさることながら,両方を合算したシステムも要素として重要である。従って,半導体技術からアプリケーションでの応用例まで広く議論することは重要である。本シンポジウムでは「小型軽量化」をテーマとして挙げ,様々な方面の有識者による議論を行う。
S7: プラント設備へのDX技術動向
8月26日午後(13:00〜15:50)
MZK ものづくり技術委員会
鉄鋼,化学等の大規模プラントにおける人手不足及び市場が求める製品の生産性向上と高品質化に対応するには,従来の技術者の経験を根拠にしたプラントの運転及び保全では限界に達しつつある。これらの問題を克服する手法・技術として,新たなセンシング技術やAIを活用した事例が注目されている。熟練技術者の経験の定量化,異常の早期発見を目的とした,センシング技術やAIを組み合わせた先進的な取り組み事例を紹介する。
S8: 都市内鉄道技術に関する国内外の相違と特徴
8月26日午後(13:00〜15:55)
TER 交通・電気鉄道技術委員会
近年,都市内鉄道の整備は,都市部への人口集中に伴う輸送需要の増大を背景として,新興国を中心に行われている。特に,近年整備される都市内鉄道の多くは,無線式列車制御システムによる高密度運転および自動運転を実現するなどの特徴を有している。このような情勢に鑑み,本シンポジウムでは,国内外の都市内電気鉄道の信号・列車制御にかかわる技術的相違と特徴を整理し,その由来や技術条件を明らかにすると共に,今後の技術開発や国際規格審議の際の基本的立場について方向性を検討する。
S9: CPSによる制御理論の融合技術
8月27日午前(8:20〜10:50)
IIC 産業計測制御技術委員会
CPSは,IoT,IoP,IoSから構成されており,データを活用する制御理論や機械学習理論において,制御系設計のモデルベース開発との融合技術が期待できる。提案委員会は,制御理論研究者と現場技術開発者の協力のもと,CPSによる制御技術の実用化促進を目的としている。そこで,本シンポジウムは,委員から大学・企業活動を通しての事例・成果を紹介し,CPSによる制御理論の融合技術に関して議論する。
S10: さまざまなニーズに応えるリニアドライブの技術動向
8月27日午前(8:20〜11:20)
LD リニアドライブ技術委員会
リニアモータがスマートフォンに内蔵され,着信や操作の実行をユーザーに触覚を通じて知らせている。1980年代から搬送や製造装置に使われていたリニアモータは工場を飛び出し,工場ばかりでなく身近なところでも使われている。本シンポジウムでは,リニアモータの活用事例をあげ,それを実現するための技術とその動向を紹介する。
S11: 高速道路交通管制システムの高度化
8月27日午前(8:20〜10:40)
ITS ITS技術委員会
交通管制システムは,道路利用者の安全,交通の円滑をはじめ,快適ドライブするうえで欠くことのできないシステムである。ICTのめざましい発展とともに,新しい技術を取り入れたシステム構築が行われており,より極め細かい情報収集,情報提供が可能になるとともに,情報通信ネットワークも充実しシステムの効率化がはかられている。昨今,高速道路上でのあおり運転や逆走等が社会問題になっている。本シンポジウムでは,これらの問題も含めて,交通管制システムに関連する,管制技術やシステム技術,要素技術,設備,管理運用等について報告する。
S12: 用途指向形次世代モータの高性能化技術動向
8月27日午後(13:00〜16:30)
RM 回転機技術委員会
特定用途を指向して開発された用途指向形モータは,その用途に特化して開発された固有の要素技術を基に発展してきた。近年,高速化による小型・軽量化や,機電一体によるシステム全体の小型化,またそれらの評価技術の開発等,多くの成果報告がなされている。用途指向形次世代モータの高性能化技術動向調査専門委員会では,2019年10月より上記観点で調査を行ってきた。本シンポジウムでは,これまでの成果について報告する。
S13: 電動車両のパワーコントロールユニットの高性能化
8月27日午後(13:20〜16:20)
VT 自動車技術委員会
電動車両で用いられている従来のパワーコントロールユニットについて体系的な調査・整理した結果について報告する。さらに,SiCやGaNといった新材料半導体デバイスや,ワイヤレス給電など電動車両のパワーコントロールユニットに用いられて始めている新しい技術や,さらにこれから適用されていくことが期待される新技術を整理し,電動車両開発の進むべき方向を俯瞰する。
S14: 上下水道施設における広域統合管理システム・技術
8月27日午後(13:20〜15:40)
PPE 公共施設技術委員会
現在,日本の上下水道施設は,設備老朽化の進行,熟練技術者の減少と技術継承などの課題に直面しており,持続的な事業運営実現への取り組みが必要となっている。その一つが広域連携の推進であり,広域統合監視システム・技術への期待は大きい。そこで本シンポジウムでは,上下水道施設の広域統合監視システム・技術を支える各種取り組みについて紹介する。

オーガナイズドセッション

OS1: 航空機電動化
8月27日午後(16:00〜18:00)
近年,航空機の電動化に関する検討が盛んにされている。パワーエレクトロニクス技術,次世代半導体パワーデバイス技術の発展に伴い,航空機電動化技術の研究開発も加速してきており,パワーエレクトロニクス技術の活躍の場がさらに広がっていると言える。本セッションでは,欧米が先行している航空機電動化の動向や国内外の開発事例を共有して議論を進める。