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2023年電気学会産業応用部門大会
2023 IEE-Japan Industry Applications Society Conference

会期:2023年8月22日(火)〜24日(木)
会場:名古屋工業大学(愛知県名古屋市昭和区御器所町)

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シンポジウム

シンポジウムセッション

S1: パワーエレクトロニクスシステムを支えるシミュレーション技術最前線(ハイブリッド形式)
8月22日(火)午後(14:40~17:40)
SPC 半導体電力変換技術委員会
パワーエレクトロニクスシステムはパワー半導体や受動素子で構成される電力変換器をはじめ,様々な技術要素で構成され近年のエネルギーの有効活用からもその期待感が年々大きくなっている。本セッションではPEシステムを支えるシミュレーション技術に注目し,素子のモデリングや電力変換・モータシステム,デジタル制御の新しい展開,アジア・太平洋での電力に関する話題を提供する。また,ツールのトレンドなども紹介する。
S2: 産業応用のためのデータ利活用(ハイブリッド形式)
8月22日(火)午後(14:40~17:40)
MEC メカトロニクス制御技術委員会
近年,IIoT,Industry 4.0,Cyber Physical System,Society 5.0,DXなどのデータ利活用の潮流により,様々な産業分野において大量のデータを収集できる環境が整いつつある。しかしながら,データの可視化や分析にとどまっていることが多く,活用範囲が限定的である。本シンポジウムでは,各産業の高付加価値化に向けたデータのシステム制御への利活用方法について議論を行う
S3: 電動モビリティとエネルギーシステムの統合(ハイブリッド形式)
8月22日(火)午後(14:40~17:40)
VT 自動車技術委員会
電動モビリティとエネルギーシステムの統合に関するシンポジウムでは,電動モビリティの普及と幅広い展開に向けた技術開発・制度設計・社会実装など様々な動きを俯瞰する。前半の招待講演では,EV・グリッド連携をキーワードに,その可能性,アクション,キーテクノロジーそれぞれを聴講できる機会を設けている。後半は調査専門委員会の調査状況を報告しつつ,幅広い分野の関係者を交えた討論の機会とする。
S4: 高速道路交通管制システムの高度化(対面限定)
8月22日(火)午後(14:40~17:40)
ITS ITS技術委員会
道路利用者の安全,快適ドライブ,交通の円滑化を実現するうえで欠くことのできない高速道路交通管制システムは,これまでもICT等の新しい技術によって著しい進化を遂げてきた。なかでも昨今では画像監視や画像処理技術の向上により,多数のカメラが設置されるようになり画像情報の利活用が進んでいる。さらには運用管理の効率化への期待も大きい。本シンポジウムでは,このような課題に対する最新の取組事例の紹介や,関連技術の調査研究報告を通して,今後の高速道路交通管制のあり方について議論を深めたい。
S5: (B部門高電圧技術委員会共催)鉄道電気設備における雷害事例とその対策(ハイブリッド形式)
8月23日(水)午前(9:00~12:00)
TER 交通電気鉄道技術委員会
B部門高電圧技術委員会鉄道システムにおける耐雷技術の現状と課題調査専門委員会では鉄道の合理的な耐雷設計手法の確立に貢献するため,鉄道に関する耐雷設計の現状や改題について調査を行っている。耐雷設計手法を調査するうえで雷害事例の整理は重要であるため,本シンポジウムでは近年の鉄道電気設備における雷害事例を,鉄道事業者等から報告し,課題の抽出を行うことを目的とする。
S6: SDGs×リニアモータの最先端(対面限定)
8月23日(水)午前(9:00~12:00)
LD 持続可能で豊かな社会を実現するリニアドライブ技術調査専門委員会
SDGs実現の点から研究開発に取り組んでいくことが最重要といえる。このシンポジウムでは,SDGsを下支えしているリニアモータに着目し,様々な分野で活躍されている講師の先生から,大変注目されている最先端の研究開発内容をご紹介いただく。このシンポジウムを通してリニアモータの可能性を知っていただくと同時に分野横断的な研究開発の活性化に寄与したい。奮ってご参加していただきたい。
S7: 地域振興のための次世代産業と社会実装(ハイブリッド形式)
8月23日(水)午前(9:00~12:00)
IIS 次世代産業システム技術委員会
昨今のコロナ禍等,予測困難な現代社会においてはこれまで直面したことのない難題が増大している。一方,IoT,AI,ロボティクス等の先端的な技術は目覚ましく進展しており,これらの技術を活かしたDXやBXを通じて,課題解決を目指す機運も高まってきている。そこで本シンポジウムでは,予測困難な時代における社会実装の取り組みを紹介し,異分野間の活発な議論を深めながら,未来社会構築への広がりを目指していく。
S8: パワーエレクトロニクスにおける受動部品の最新技術動向(ハイブリッド形式)
8月23日(水)午後(13:20~17:20)
SPC 半導体電力変換技術委員会
パワーデバイスの進展は顕著であるが,受動素子の発展がその進展に追い付かずパワーエレクトロニクスのさらなる高度化に向けたボトルネックとなりつつある。本シンポジウムは磁性素子,コンデンサ,複合・抵抗デバイスに関する講演から構成され,現状の受動素子の研究開発状況や電力変換器開発が求める受動素子の仕様について理解を深めることを目的とする。パワーエレクトロニクスにおける受動素子の重要性と技術動向を理解する。
S9: 社会インフラを支える関係業界のカーボンニュートラル実現に向けた考え方(ハイブリッド形式)
8月23日(水)午後(13:20~17:20)
SMF スマートグリッドの電気事業者・需要家間エネルギーサービス技術調査専門委員会カーボンニュートラルの実現に向け,脱炭素化のベースとなる再生可能エネルギーの増設は必須である。再生可能エネルギーの利用には電力供給サイドは天候変化により発電量が変動する再生可能エネルギーの電力の安定供給のため,需給バランス調整,増設による配電系統の電圧上昇,輻輳などの課題克服とともに,電力需要サイドは電力供給と連携した最適利用が必要となる。本シンポジウムでは国内の電力,エネルギーの需給の関わるステークホルダのカーボンニュートラルの実現に向けた考え方を紹介頂き,関係者との意見交換を図る。
S10: 新領域に挑戦するモータドライブ技術(対面限定)
8月23日(水)午後(13:20~17:20)
MD モータドライブ技術委員会
EVやドローンなど,応用範囲の広がるモータ制御技術に関する新たな技術動向を報告する。交流モータドライブにおいては,ベクトル制御,あるいはセンサレスベクトル制御などが普及し,技術的には成熟期を迎えている。そのような中,高性能マイコンやFPGA,あるいは次世代パワーデバイスの応用,さらには予兆診断技術への取り組みなど,新たな技術への挑戦も見えており,これら新技術・新分野の調査結果を報告する。
S11: GXに貢献するものづくり技術・DX技術(対面限定)
8月23日(水)午後(13:20~17:20)
MZK ものづくり技術委員会
鉄鋼,化学等のものづくり現場は高品質製品の大量・安定供給のニーズに加えGXの基軸施策であるカーボンニュートラルによる地球環境負荷への配慮など取り巻く環境が厳しさを増している。その中,その解決策として期待されているDX技術に直面する電気技術者への期待は極めて高い。今回のシンポジウムでは「GXに貢献するものづくり技術・DX技術」と題し,ものづくり現場における具体的な取り組み事例や開発事例を紹介する。
S12: 家電・民生製品のものづくりを支えるシミュレーション技術(対面限定)
8月24日(木)午前(9:00~12:00)
HCA 家電・民生技術委員会
家電・民生製品は暮らしを快適にする機器ですが,安全・省エネで小型・軽量など使い勝手が良く,また,住環境での騒音の低減,電磁ノイズの発生を抑制などの規格も満足する必要がある。昨今では,住宅内や地域内での電力の融通や,創エネ・蓄エネとの連係が行われており,エネルギー全体をマネジメントすることも求められており,機器単体からエネルギーマネジメントまで実際に活用されているシミュレーション技術について紹介する。
S13: 磁気現象・高周波磁気と鉄損の基礎 ~パワエレ用受動素子への展開に向けて~(ハイブリッド形式)
8月24日(木)午前(9:00~12:00)
LD 電磁アクチュエータシステムのための高周波大電力の磁気技術調査専門委員会
カーボンニュートラルの実現に向けて次世代パワーエレクトロニクスの研究開発が行われている。回路動作を担う受動素子の小型・高効率化が課題であり,そのためには素子を構成する新たな磁性材料の開発も重要である。本シンポジウムでは,企業の研究開発の方に,受動素子や材料の開発状況及び課題を,また大学の研究者に磁気の基礎から高周波磁気特性,さらには鉄損モデリングについて講演してもらい,基礎的な知識を習得して頂く。
S14: サービスロボットに重要なモータ設計要件の新提案 〜「柔らかさ」,「安全性」,「軽さ」,「長時間駆動」,「薄さ細さ」,「瞬時大出力」の定量化〜(対面限定)
8月24日(木)午前(9:00~12:00)
RM サービスロボットに適したモータを定義するための技術調査専門委員会
近年需要が急増しているサービスロボットのモータは従来のモータとは異なる使われ方をしている。そこで各分野のロボットに使われるモータの要求事項を整理した。重要な評価指標として「軽さ」「柔らかさ」「駆動時間」「薄さ・細さ」「瞬時出力」を定義した。各指標に基づき既存のモータに対してロボットを設計する立場から評価・分類した。ロボット用モータのニーズを定量的に示すことでモータ研究の活性化につなげる。
S15: 先端分野の安全技術・リスクマネジメント手法の鉄道信号システムへの適用(対面限定)
8月24日(木)午後(13:20~17:20)
TER 交通電気鉄道技術委員会
航空宇宙など,高機能で高い安全レベルのシステムが求められる分野で開発,適用されている先端安全技術・リスクマネジメント手法について調査し,高度な機能の鉄道信号システムに対応できるそれら手法の基礎を確立することを目的として「鉄道信号への先端安全技術・リスクマネジメント手法の適用に関する調査専門委員会(2020年2月~2023年1月)」が設置された。当調査専門委員会の成果を発表し,総合討論を行う。
S16: 上下水道施設におけるDX推進に向けた取組(ハイブリッド形式)
8月24日(木)午後(13:20~16:00)
PPE 公共施設技術委員会
近年,上下水道分野においては,老朽化施設が急増する中で人口減少による財政難や技術者の減少に加え,自然災害への対応など重要課題が多岐に渡る。こうした中で,運転監視や維持管理の効率化・省力化,品質の向上などに寄与するデジタルトランスフォーメーションの推進が求められている。本シンポジウムでは,IoTやAIなどのデジタル技術を駆使し,効率的な事業運営に貢献する各種取組について紹介する。

オーガナイズドセッション

O1: 航空機電動化(ハイブリッド形式)
8月23日(水)午前(9:00~12:00)
VT 自動車技術委員会
パワーエレクトロニクス技術,モータ技術,次世代半導体パワーデバイスを含む関連材料技術の発展に伴い,航空機電動化技術の研究開発も加速してきており,パワーエレクトロニクス技術・モータ応用技術の活躍の場がさらに広がっていると言える。本セッションでは,航空機電動化に関わる最新の技術開発について報告し議論を進める。