実行委員長挨拶
産業応用部門茨城・水戸大会へのお誘い
〜粘っていこう! 水戸から発信,産業応用技術の未来〜
Invitation to 2024 JIASC at Mito, Ibaraki
More persistent! Transmitting from Mito for “The future of industrial application technology”
2024年電気学会産業応用部門大会 実行委員会委員長
岩路 善尚(茨城大学)
Yoshitaka Iwaji (Ibaraki University)
Steering Committee Chair of the 2024 IEEJ Industry Applications Society Conference
電気学会・産業応用部門大会を茨城県水戸市・水戸市民会館で開催します。茨城県での開催は,1995年の日立シビックセンター開催以来,29年ぶりとなります。昨年の名古屋大会では参加者1,394人,論文数567件であり,コロナ禍を挟んで,部門大会は益々盛況になっております。
産業応用部門大会の大きな特徴は,大学や高専などのアカデミア関係者だけでなく,ほぼ半数が民間企業からの参加者である点です。これほど企業参加比率の高い学会は,国際的にみても珍しい学会といえます。学生や若手エンジニアにとっては,貴重な体験になるはずです。是非会場に来て頂き,対面ならではの踏み込んだ議論をして頂きたいと思います。
■各種イベントは例年通り開催
コロナ禍の影響で縮小しておりました各種イベントも,昨年の名古屋大会に続きフル開催とします。大会1日目にはプレナリーセッションを初め,ヤングエンジニアポスタコンペティション(YPC),女性エンジニア/若手エンジニアの会などイベントが開催され,2日目には懇親会も計画しています。また2023年度大会より新設された「若手論文発表奨励賞」も引き続き実施します。さらに,こども理科教室,プレナリーセッション,企業展示,テクニカルツアーも開催します。また会場に来られない方々のためのオンラインによるハイブリット開催を今年も計画中です(一部は対面のみとなる予定)。
■アクセス,周辺環境に恵まれた会場
大会会場は,2023年7月にオープンした“水戸市民会館”です。国際会議の誘致も可能な広い会場であり,昨年はG7内務・安全担当大臣の会合も開かれました。水戸までは,東京からJR常磐線直通で1時間余りです(特急ひたち・ときわを利用)。水戸駅からはバスで5分程度(徒歩20分)で会場へ到着します。
水戸市民会館周辺は,水戸市の文化と賑わいの発信地として再整備された地区になっており,水戸市民会館のすぐ隣に水戸芸術館,道路を挟んだ向かい側には京成百貨店が隣接しています。これらもご活用頂ければと思います。
水戸市は徳川御三家の一つ水戸藩の城下町でもあり,水戸藩ゆかりの歴史観光を楽しむこともできます。また,地酒,メロンなどの農作物,常陸牛など食の楽しみも豊富です。水戸駅前の水戸京成ホテルで開催予定の懇親会では,地酒・地ビールや,地元の食材を活かした料理を提供したいと考えています。
■“粘っていこう! 水戸から発信,産業応用技術の未来”
水戸名産の納豆にかけて,「粘っていこう!」から始まる大会キャッチコピーを設定しました。ソフトウエアだけで閉じない産業応用の分野では,物理現象に正面から向き合い,ひとつひとつの問題を粘り強く解決していくことが重要であり,研究開発の原点への思いが込められています。実行委員会一同,皆様と水戸でお会いできるのを楽しみにしております。