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2024年電気学会産業応用部門大会
2024 IEE-Japan Industry Applications Society Conference

会期:2024年8月28日(水)〜30日(金)
会場:水戸市民会館(茨城県水戸市泉町)

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シンポジウム

シンポジウムセッション

S1: 持続可能な社会に向けた用途指向形次世代モータの技術動向(対面限定)
8月28日(水)午後(15:00~18:00)
RM 回転機技術委員会
近年,地球環境問題やエネルギー問題に対する社会的なコンセンサスが大きく変化している。その中でモータにおいても高効率化や省資源化が強く求められており,これらの進歩を支える評価技術の開発と共に多くの成果報告がなされている。持続可能な社会に向けた用途指向形次世代モータの技術動向調査専門委員会では,2022年12月より上記観点で調査を行ってきた。本シンポジウムでは,これまでの成果について報告する。
S2: 家電・民生製品の高調波・ノイズ対策技術(対面限定)
8月28日(水)午後(15:00~18:00)
HCA 家電・民生技術委員会
家電・民生製品において応用範囲が拡大しているパワエレシステムにおいて,半導体デバイスの高性能化や制御装置の高速化,また,製品自体の小型化によってEMC対策技術はより一層注目されいる。次世代半導体のノイズ対策技術やモデリング技術,およびパワーモジュールでの対策技術の動向からアクティブ EMI フィルタや空調製品やロボットでの対策事例について講演いただく。
S3: GXに貢献するものづくり技術・DX技術(その2)(対面限定)
8月28日(水)午後(15:00~17:45)
MZK ものづくり技術委員会
鉄鋼,化学等のものづくり現場は高品質製品の大量・安定供給のニーズに加え,GXの基軸施策であるCNによる地球環境負荷軽減等,取巻く環境は厳しさを増している。その解決策を期待されているDX技術に直面する電気技術者への期待は極めて高い。今回のシンポジウムでは「GXに貢献するものづくり技術・DX技術(その2)」と題し,昨年に引き続きものづくり現場における具体的な取り組み事例や開発事例を紹介する。
S4: 永久磁石材料とその磁気特性評価(対面限定)
8月28日(水)午後(15:00~17:55)
LD 電磁アクチュエータシステムのための高周波大電力の磁気技術調査専門委員会
カーボンニュートラルの実現に向けて,モータの高効率化は重要な課題であり,そのためには,モータ内の磁性体をよく知ることが重要である。そこで,モータ内で用いられる永久磁石にフォーカスしたテーマで本シンポジウムを企画した。モータ内の永久磁石の環境を想定した磁気特性評価に関する講演やネオジム磁石の代替を目指す永久磁石材料の現状や将来性に関する講演など,最近の永久磁石材料に関する情報提供を行う。
S5: デジタル技術を活用したパワーエレクトロニクス教育(対面限定)
8月29日(木)午前(9:00~12:00)
SPC 半導体電力変換技術委員会
D部門半導体電力変換技術委員会傘下のデジタル技術を活用したパワーエレクトロニクス教育に関する協同研究委員会では,高専・大学・企業の教育現場におけるレクチャー動画やCBTなどのデジタル教材の最新動向や活用事例を調査するとともに,新たなデジタル教材の企画やそのノウハウ,そして実施状況について議論を進めている。本協同研究委員会では2年に亘るこれらの活動を実施し,そして本シンポジウムにて成果を公表する。
S6: モーションコントロール技術の異分野融合と新領域への展開(対面限定)
8月29日(木)午前(9:00~12:00)
MEC メカトロニクス制御技術委員会
2023年10月に活動を開始した『モーションコントロールの異分野融合に関する調査専門委員会』は,モーションコントロール技術とそれを構成する各種要素技術や関連技術との融合およびモーションコントロール技術の新領域への展開について調査を進めている。本シンポジウムでは,当該委員会の活動内容に関連する講演と総合討論により,モーションコントロール分野の今後の方向性と将来像を探る。
S7: カーボンニュートラル実現に向けた需要家電力資源の柔軟性の活用(ハイブリッド形式)
8月29日(木)午前(9:00~12:00)
SMF スマートグリッドの電気事業者・需要家間エネルギーサービス技術調査専門委員会
カーボンニュートラルの実現には,電力エネルギー,原材料どの脱炭素化および,個々人の行動変容などによる社会イノベーションが必須である。その鍵を握るのは再生可能エネルギーである。しかし,天候により出力が変動する再生可能エネルギーを安定利用するには供給サイドでは需給バランス調整,電力系統の混雑,電圧管理など,需要サイドでは需要設備の電化,省エネ,燃料の転換などの課題がある。本セッションでは,日本の再生可能エネルギーの大宗を占めるであろう太陽光発電が配電系統に大量の連系した場合に系統の制約による再生可能エネルギーの出力抑制,供給電力の適正電圧からの逸脱などを,需要サイドの分散型電源をグループ管理することで,解決するための技術検討,国内外の政策審議,標準化動向などを報告する。
S8: 持続可能で豊かな社会を実現するリニアドライブ技術(対面限定)
8月29日(木)午後(13:30~16:05)
LD 持続可能で豊かな社会を実現するリニアドライブ技術調査専門委員会
近年リニアモータは,社会の変化や周辺技術の発展を背景に,その応用範囲が拡大している。本シンポジウムでは様々な分野に貢献しているリニアモータの最新のトレンドを紹介する。本シンポジウムの内容は電気学会調査専門委員会「持続可能で豊かな社会を実現するリニアドライブ技術調査専門委員会」として多数の委員が約1年半にわたり調査したものである。
S9: 高速道路交通管制システムの高度化(対面限定)
8月29日(木)午後(13:30~16:15)
ITS ITS技術委員会
高速道路交通管制システムは,高速道路利用者の安全・快適ドライブ,交通の円滑化に大きく貢献している。そしてICTのめざましい進歩とともに,新しい技術を取り入れながら交通管制システムの高度化が図られてきている。昨今は,飛躍的に発展したAI画像処理技術の活用に注目が集まっている。本シンポジウムでは,運用管理を含めた交通管制システムに関わる各種システムの高度化に向けた最新の取組事例を紹介する。
S10: 高機能化制御研究とその応用(ハイブリッド形式)
8月30日(金)午前(9:00~11:25)
IIC 高機能化制御の産業適用実装に関する調査専門委員会
近年の制御技術研究ではデータを活用する制御理論や機械学習理論などの応用技術を機能分散によって実現する事例が活発となっている。適用先となるFA(Factory Automation)を事例にすると,機能分散によって実現する制御の高機能化は,現場のシステムを大きく変更せずに実現できる手法であり,産業適応に期待が出来る。本委員会では産学委員が集まり新たな制御技術の産業貢献に向けた諸問題を探っていく。
S11: 上下水道事業における事業継続に関する取組(ハイブリッド形式)
8月30日(金)午後(13:30~15:50)
PPE 公共施設技術委員会
近年の上下水道事業を取り巻く環境は人口減少による収入の減少,施設の老朽化,事業体の職員の減少,年初に発生した能登半島地震を初めとする地震や洪水等の大規模災害への対策等さまざまな課題に直面しており,それぞれの課題への対応,更に将来に向けて上下水道事業を継続するための取り組みが求められている。 本シンポジウムでは,上下水道事業の事業継続に求められる種々の取り組みやソリューション(BCP,W-PPP,再構築,延命化,予防保全,技術継承他)について報告する。

オーガナイズドセッション

O1: 電気自動車用パワーコントロールユニットの高性能化技術動向(対面限定)
8月30日(金)午前(9:00~12:00)
VT 電気自動車用パワーコントロールユニットの高性能化に関する調査専門委員会
本セッションでは電気自動車用パワーエレクトロニクス機器における最新技術動向について,材料,構成要素(パワー半導体,磁性部品,キャパシタ,センサ等),要素システム(インバーター,バッテリー充電器,DC-DCコンバーター等),全体システム(e-Axle,充電システム,充電インフラ)の各技術階層に分類して,その高性能化,高効率化,小型軽量化,高信頼性等の各技術視点から紹介,議論する。
O2: パワエレ電気系・機械系複合技術(対面限定)
8月30日(金)午後(13:30~16:50)
MD パワーエレクトロニクスの電気系・機械系技術の協同研究委員会
モータドライブ技術委員会では,電気系,機械系技術の複合化に注目し,パワーエレクトロニクスの技術発展と,学会の活性化を目指して電気系・機械系技術の協同研究委員会を2023年に発足させた。本オーガナイズドセッションは,協同研究委員会で議論している技術の一部について,電気系,機械系技術の第一線の技術者から発表し,セッション参加者との議論を行い,委員会活動への理解と協力を広く得ることを目的として企画した。