シンポジウム
以下のとおり,産業応用部門の各技術委員会が企画する11件のシンポジウムセッションと2件のオーガナイズドセッションを開催します。奮ってご参加ください。
シンポジウムセッション
- S1:データサイエンスを使用した次世代家電・民生技術「対面限定」
- 8月19日 午後(14:30~17:00)
- HCA 家電・民生技術委員会
- データサイエンスが次世代家電・民生技術に与える影響と可能性について実例を紹介する。IoTやAIの進化が家電のスマート化をどのように加速しているか,また,データ活用による新たなビジネス形態についても講演して頂く。参加者は最新技術の聴講・質疑応答を通じて,技術開発・製品設計におけるデータ駆動の有効性について理解を深める場となる。
- S2:人の活動支援のための技術動向「ハイブリッド形式」
- 8月19日 午後(14:30~17:00)
- IIS 次世代産業システム技術委員会
- 移動支援,心理サポート,スポーツ指導,学習支援,認知支援などの人の活動を支援するシステム設計では,多岐にわたる要素技術を効果的に統合することが求められる。本シンポジウムでは,画像技術,ロボット工学,認知心理学等を活用した,スポーツ,心理,遠隔学習支援などやその周辺のシステム設計の具体的な研究例を取り上げ,人間活動支援やそれを構成する要素技術や課題について議論する。
- S3:モーションコントロール発展に向けた次世代制御技術「ハイブリッド形式」
- 8月20日 午前(9:00~12:00)
- MEC メカトロニクス制御技術委員会
- モーションコントロールは日本の産業を支えるコア技術のひとつである。産業界およびアカデミアが有している高度なモーションコントロール技術を発展させ,次世代の制御技術として高めていくが重要である。本シンポジウムでは,革新的なモーションコントロール技術の創生や次世代の産業応用まで広く最新事例を示すとともに,今後の展開について議論したい。
- S4:サービスロボット用モータの重要な設計要件の活用方法とそのトレードオフに関する議論「ハイブリッド形式」
- 8月20日 午前(9:00~12:00)
- RM サービスロボットに適したモータ要求項目の活用技術調査専門委員会
- 近年需要が急増しているサービスロボットのモータは従来のモータとは使用方法や要求が異なる。そこで,その要求事項を整理し,重要な評価指標として軽さ・柔らかさ・長駆動時間・薄さ・細さ・瞬時出力を定義した。各指標のトレードオフを整理し,評価方法と活用方法をまとめることで,モータの性能向上のために,またモータを設計する際に実際に使える指標として提案する。
- S5:パワーエレクトロニクスの電気系・機械系複合技術「対面限定」
- 8月20日 午後(13:10~16:50)
- MD モータドライブ技術委員会
- モータドライブ技術委員会では,電気系,機械系技術の複合化に注目し,パワーエレクトロニクスの技術発展と,部門の活性化を目指して電気系・機械系技術の協同研究委員会を2023年に発足させた。本シンポジウムは,協同研究委員会の成果報告として,これまで委員会内で議論した内容を,企業の委員数名で紹介するとともに,大学関係者からも電気系・機械系技術の展望を紹介する。
- S6:カーボンニュートラル実現に向けた需要家電力資源の柔軟性の活用「ハイブリッド形式」
- 8月20日 午後(13:10~17:10)
- SMF スマートグリッドの電気事業者・需要家間エネルギーサービス技術調査専門委員会
- カーボンニュートラルの実現に向け,再生可能エネルギーの増設は必須である。天候変化により発電量が変動する再生可能エネルギーの大量導入に伴い,電力の安定供給には,需給バランス調整,配電系統の電圧上昇,輻輳などの課題がある。配電系統の課題克服のための検討状況とともに,電力需要サイドにおける需要設備の無効電力調整,電力供給と連携した最適利用などの電力需要サイドにおける取組状況を報告する。
- S7:GXに貢献するものづくり技術・DX技術(その3)「ハイブリッド形式」
- 8月20日 午後(13:10~16:05)
- MZK ものづくり技術委員会
- 鉄鋼,化学等のものづくり現場は高品質製品の大量・安定供給のニーズに加え,GXの基軸施策であるCNによる地球環境負荷軽減等,取巻く環境は厳しさを増している。その解決策を期待されているDX技術に直面する電気技術者への期待は極めて高い。今回のシンポジウムでは「GXに貢献するものづくり技術・DX技術(その3)」と題し,昨年に引き続きものづくり現場における具体的な取り組み事例や開発事例を紹介する。
- S8:データに基づくスマートセンシングとシステムインテグレーション技術への展開「ハイブリッド形式」
- 8月21日 午前(9:00~12:00)
- IIC 知的センシングとコントロールの融合技術に関する調査専門委員会
- 現在の機械学習に基づく人工知能技術を基にしたシステム構築には,センシング技術により計測したデータが重要になっている。またデータに基づくシステムを有効に接続するシステムインテグレーションが提案されている。このようなセンシング技術の最近の進歩は,将来の人間支援アプリケーションにおけるインテリジェントシステムに貢献すると期待されている。そこで本セッションでは,インテリジェントセンサーと制御の融合の幅広いアプリケーションに焦点を当て,センシングとそのアプリケーションの新しいトレンドについて議論を目的とする。
- S9:鉄道地上設備におけるパワーエレクトロニクス応用の最新技術動向「ハイブリッド形式」
- 8月21日 午後(13:10~17:10)
- TER 鉄道地上設備におけるパワーエレクトロニクス応用調査専門委員会
- 鉄道へのパワーエレクトロニクスの適用は,東海道新幹線大高SSへのSVCの導入(1989),300系新幹線電車への自励式変換器の適用(1992)など,30 年以上の歴史があり,初期に導入された装置の取替も進んでいる。この状況に鑑み,鉄道地上設備におけるパワーエレクトロニクス応用の最新技術動向を体系的にまとめ,設備目的,制御方法,導入効果,今後の課題などを明らかにする。
- S10:高速道路交通管制システムの高度化「対面限定」
- 8月21日 午後(13:10~16:40)
- ITS ITS技術委員会
- 高速道路交通管制システムは,高速道路利用者の安全・快適ドライブ,交通の円滑化に大きく貢献している。そしてICTのめざましい進歩とともに,新しい技術を取り入れながら交通管制システムの高度化が図られてきている。本シンポジウムでは,運用管理を含めた交通管制システムに関わる各種システムの高度化に向けた最新の取組事例を紹介する。
- S11:上下水道におけるデジタル技術を活用した技術継承の取組み「ハイブリッド形式」
- 8月21日 午後(13:10~15:30)
- PPE 公共施設技術委員会
- 上下水道事業は人口減少による収益の減少,施設の老朽化,事業体職員の減少,気候変動や大規模災害への対応等さまざまな課題に直面しているが,市民生活に欠かせないインフラとして持続可能性を担保する取組みは最優先事項の一つである。本シンポジウムでは,この持続可能性という観点で欠かせない技術継承の取り組みについて,デジタル技術を中心とした最新技術の動向について報告する。
オーガナイズドセッション
- O1:パワエレ用受動素子のロードマップ検討「ハイブリッド形式」
- 8月20日 午前(9:00~12:00)
- SPC 半導体電力変換技術委員会
- パワーエレクトロニクス装置の高電力密度化に向けて,高周波化スイッチングによる磁気部品やコンデンサなどの受動部品の小型・高効率化が期待されているが,実際には受動部品の発熱や小形化の限界が明らかになりつつある。そこで,パワエレ回路分野と受動素子・材料分野の専門家が連携して,現状の問題点について整理を行い,パワエレ用受動素子のロードマップ作成に向けた議論を行う。
- O2:高機能化制御研究とその応用「ハイブリッド形式」
- 8月21日 午前(9:00~11:45)
- IIC 高機能化制御の産業適用実装に関する調査専門委員会
- 近年の制御技術研究ではデータを活用する制御理論や機械学習理論などの応用技術を機能分散によって実現する事例が活発となっている。機能分散によって実現する制御の高機能化は,現場のシステムを大きく変更せずに実現できる手法であり,産業適応に期待が出来る。本委員会では産学委員が集まり新たな制御技術の産業貢献に向けた諸問題を探っていく。