実行委員長挨拶
産業応用部門 徳島大会へのお誘い
〜晴れの国・岡山から生まれる,産業応用技術の新時代〜
Invitation to 2026 JIASC at Okayama
-Forging a New Era of Industry Applications in the land of Sunshine, Okayama-
2026年電気学会産業応用部門大会 実行委員会委員長
平木 英治(岡山大学)
Eiji Hiraki (Okayama University)
Steering Committee Chair of the 2026 IEEJ Industry Applications Society Conference
■「中四国のクロスロード」に知が集う
令和8年度の電気学会産業応用部門大会(JIASC 2026)は,岡山大学を会場として開催されることになりました。本部門大会が岡山県で開催されるのは,長い歴史の中で今回が初めてとなります。
岡山は,古来より山陽道や瀬戸内の水運を支える交通の要衝として栄えてきました。現在では,東西を貫く山陽新幹線や高速道路に加え,南北に繋がる瀬戸大橋や伯備線が交差する,文字通り「中四国のクロスロード」としての役割を担っています。この四通八達の地であり,多様な文化や知恵が交差してきた岡山で,全国の産学の皆様をお迎えできることは,実行委員会一同の大きな喜びです。
会場となる岡山大学津島キャンパスは,JR岡山駅や岡山桃太郎空港からのアクセスが極めて良好でありながら,一歩足を入れば広大で瑞々しい緑に包まれます。開催時期の9月は,白桃の芳醇な余韻を抱きつつ,シャインマスカットやピオーネが宝石のように輝きを放ち始める,岡山が最も輝く実りの季節です。穏やかな風土と豊かな「知」の静謐が共存するこの環境は,日常の喧騒を離れ,物理現象の本質をじっくりと語り合う場として最適です。
■ 産学の共鳴が拓く現代の「きびだんご」
本大会の醍醐味は,現場の課題を知り尽くした技術者と,真理を追究する研究者が対等に議論を戦わせる「産学の近さ」にあります。複雑化する社会課題に対し,最新のAI技術や新たなエネルギー基盤の実装にどう挑むのか。その熱気あふれる議論の姿を間近に感じることこそが,次世代を担う学生や若手技術者にとって,未来を切り拓く何よりの原動力になると信じています。
大会期間中は,若手の登竜門である「ヤングエンジニアポスターコンペティション(YPC)」や,多様なキャリアを共有する「女性/若手エンジニアの会」をフル開催いたします。また,最新技術に触れる企業展示やテクニカルツアー,地域の子どもたちへ科学の夢を繋ぐ理科教室など,「知の循環」を加速させる多彩なプログラムを準備しています。ここで交わされる真摯な対話や新たな気づきは,参加者一人ひとりの活動の源泉,すなわち現代の「きびだんご」として,明日への活力になるはずです。
■ 漆黒の烏城から,次なる挑戦へ
今回の大会キャッチフレーズは「晴れの国・岡山から生まれる,産業応用技術の新時代」です。この言葉には,岡山に縁の深い桃太郎伝説が示すように,異なる個性を持つ者たちが志を一つにして未知の課題に挑み,新たな時代を切り拓いていくという決意を込めています。
大会の合間には,ぜひ岡山の多才な魅力にも触れてみてください。漆黒の威容を誇る「烏城(岡山城)」や大名庭園の傑作「後楽園」,白壁の情緒が薫る倉敷美観地区。これらはこの地が長い年月をかけて育んできた豊かなポテンシャルです。瀬戸内の海の幸や個性豊かな地酒,地元で愛されるデミカツ丼など,岡山の「旬」を五感で堪能することで,皆様の交流がより深まることを願っております。
論文投稿の締め切りは,6月15日です。確かな技術の「継承」と,未来を切り拓く「挑戦」が融合する瞬間を,ここ岡山の地から創出しましょう。皆様と会場でお会いできることを心より楽しみにしております。
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